あやめ池でおいしいパンを売っている。


へえ〜、あやめ池でこんなにおいしいパンを作っているお店があるんだ、という新鮮な驚きというか、新しい発見がありました。先日ですが、あやめ池の南にあるカフェでランチを食べた。南とは言っても電車の線路際で、駅から2分くらいの距離にあるカフェ・ジリーノってところで、どっちかというとイタリアンレストランかな。そこでのランチは、私がピザを、妻はスパゲッティを注文した。まずサラダが出てきて、このドレッシングがさっぱりして野菜のおいしさを十分に引き立てていた。スープもぐっと抑えめだけど、いろいろと細やかに材料が入っている。妻のパスタも結構、ボリュームがあって、私のピザも具材がふんだんにのっている。最後はちいさなマカロン付きのドリンク、私も妻も紅茶にした。おっと、妻はデザート付のセットだった。私は1300円、妻は1500円。妻が食べたデザートも申し分はなく、十分にお腹を満たすものだった。本当にすべてがおいしかったよ〜。で、このカフェ・ジリーノでは任意にパン教室を開いている。それも、ひとりか、友達連れの2人とかの少人数が対象らしい。お子さまとお母さんの親子というのもあるそうだ。パン教室を開くくらいだから、パンのお味はどうかな、と2個ほど買ってみた。ひとつはクリームパン。もひとつは、レーズンやナッツ入りのパン。で、家で、夜にこれらのパンを食べてみた。まず、クリームパン。このパン生地がなかなかいける。ふんわりでほの甘く、おそらく私がいままで食べた中で最高級のおいしさ。で、このクリームというか、カスタードクリームがもうたまらなくおいしい。まったくくどくない甘さ。クリームの粘りも見事にパンにマッチしている。昔から食べ慣れたありふれたクリームパンのパンとクリームの関係に似ているんだけど、そのパンもクリームもそんじょそこらのものより格段にレベルが高くって、とにかく旨い。これは、もうひとつのパンも期待が持てるかな〜、で、パクッと。こちらはハードなパンなんだけど、もう口に入れた瞬間に、これは旨いとビシッとダイレクトに感じた。ほお〜、こんなちっちゃなお店で、こんなに大きなおいしさが味わえるなんて、あやめ池も見落としちゃいけないね。そういえば、むっかし昔、パン屋の娘さんが、おいしいパンを作ろうと思えば、いくらでも作れるのよ、といとも簡単に言っていたことを思い出した。要は職人さんが、小麦粉やパン酵母をこだわって厳選して、練りや寝かせ、焼き上げなどに細心の注意を払えば、このようなちっちゃなお店でも、すっごくおいしいパンは出来上がるのだ、の証明ですね。いや〜、カフェ・ジリーノさん、おいしいパンをありがとう。10日ほど前だけど、NHKBS放送で映画「しあわせのパン」を放映していた。この映画を見たときから、ほんわかするおいしいパンがあったらな〜、なんて思っていたんだけど、本当にあやめ池にありました。ごちそうさまでした。奈良で、こんな近くでおいしいパンがあって、幸せ、しあわせ〜。


カフェ・ジリーノの食べログはこちらですよ。場所とか営業日の参考にしてください。
http://tabelog.com/nara/A2901/A290102/29004842/

カフェ・ジリーノ店主のブログもあります。
http://ameblo.jp/mutsumini-girino/