父の初盆が終わって。


4月に94歳で亡くなった父の初盆です。13日の夕方はマンションのベランダで迎え火。焙烙にオガラを折って積み重ね、火をつけて燃やしました。ここは父の晩年に暮らしていたマンションですから、迎え火も父にも判りやすかったんじゃないでしょうか。盆棚に蓮の葉を敷き果物のお供えや、笹の葉で作った馬型を乗せて。右の方はキュウリの牛さんや野菜を乗せて。妻が作ったお霊具膳を中心に置いて父のお食事。なんにもかんにもを妻が用意してくれました。6年前の母の時は、父が用意して妻が手伝ったんだけど。この初盆は私たちだけ。14日は姉貴の家族が来て、お寺さんを迎えます。やって来たお寺さんもあっという間の読経。そりゃ〜お盆だから回らねばならない檀家さんも多いことでしょう。ま、私たちも脚が痺れることもなく。去年の四十九日まで三回の法要は脚が痺れるほど長く感じたものだもの。そして15日の夕方はベランダで送り火を。これでつつがなく初盆が終わりました。妻よごくろうさま。猫の殿ちゃんもお疲れ様。実はお寺さんの読経の時、後に並んで座る私たちの横で寝ていた殿が、むくっと起きて歩き出して盆棚に近寄ろうとする。みんなでなにしてんの?って感じかな。私はあわてて殿を横に引き寄せたんだけど、その後、続く読経に飽きたのか、また元の座布団の位置に戻っていった。殿には、父と一緒の陸が見えたのかもしれない。もうみんなもお帰りでしょう。重ねて、お疲れ様。