深夜に、殿の大格闘。


ちょっと前の夜中のことです。階下で、バサバサッと激しい音がする。何事かと、ダイニングの電気を付けてみると、猫の殿が、カタクチイワシが入ったパックの袋を相手に、大格闘をしている。このカタクチイワシは、妻のお友達からもらったもの。結構な上物で、そのお友達は、広島からわざわざ取り寄せているとか。それにこのカタクチイワシは、そのお友達がわが家に遊びに来たときに、殿へのお土産、ということでいただいたものなので、実は殿のものなのです。でも、あんまりいいものなので、ちょっとだけ使わせてもらってはいますが。あくまでも、ちょっとだけです。

殿は、テーブルクロスをほとんど剥がしてあばれまくっている。殿のものなので、簡単には取り上げられません。今度は、バサッと絨緞の上に落とした。噛み付いたり、ブンブン振り回したり。なかなか、あきらめません。何か執念のようなものを感じる。そういえば、最近ストレスが溜まっているのかなあ。で、バリバリの音が、パリパリに変わった。とうとう袋を破ったようです。やるもんだなあ。穴の開いたところから顔を突っ込んで、1匹を取り出しポリポリ。また次をポリポリ。3匹目を食べたところで、取り上げました。またこんどにしようね。それからは、時々殿のご飯にカタクチイワシを混ぜています。ほんとだってば。ほんのちょっと、出汁を取るのにいただいたことはあります。いい出汁が出ました。ほんのちょっとですから。ほんとだってば。ねっ、殿。

ここんとこ、陸ばっかり登場したからね。たまには殿の近況も紹介しなければ。そんなわけで、我が家の猫の殿は、今日も元気です。春だからか、夜は窓から外をじっと見て、お友達が来るのを待っているみたい。ときどき、ニャーニャーと声をあげては、部屋から部屋へどたばたと走り回る。春なのですね。


テレビ時代劇の水戸黄門が、もうすぐ始まる。
由美かおるが今回を最後に水戸黄門を降りるとか、視聴率が低水準なので、水戸黄門はなくなるとか、いろいろ話題があるようですね。それだけ、水戸黄門は人々に愛されているのかな。でも、去年の12月では視聴率は10%前後。ま、それほど高くもないが、まあまあなんじゃないでしょうか。

50代後半の私は、まったく見ませんって。だってお決まりの印籠を掲げて、この紋所が目に入らぬかでしょ。ま、好きじゃないんです。テレビ時代劇の水戸黄門で思い浮かぶのは東野栄治郎さん。そこから代々続いている黄門役が好きじゃない。黄門として、しっくりこない。どうもニセ黄門様みたいでね。

では、だれがしっくりくるのか。古すぎるけど、やっぱり月形竜之介さんなんですね。この人は、黄門様にぴったりだった。素の老人に見えるからなんですね。全然見てないけど、今の黄門役は元気すぎるんです。たくましすぎるんですよ。一度、配役から考え直してみればどう?なんてね。

でも、番組はずーっと続けて欲しい。何でかというと、今年90歳になる父が、毎回楽しみで見ているんですね。だからお年寄りの楽しみをうばっちゃいけません。お年寄りには、今のバラエティー番組はつまらないといいます。50代の私だってつまらない。芸人がいっぱい出てきて、喜んでみるのは若者ばかりですから。

お年寄りをターゲットにした、笑いあり涙ありで、ハッピーエンドの真に面白い番組を作れば、その深みによって若者も引き込まれるかもしれないから。万人受けするふざけた番組ばかりを作るから、視聴率がどんどん下がるんですよ。