いぬ好きやけど、ばあさんやから、飼えんのや。


昨日、佐保川の満開の木の下で、ひとりのおばあさんが陸を見て、ニコニコしながら近づいてきた。「大きい犬やなあ」と陸に手を伸ばしてきた。陸はじっとしたまま、尻尾を振っている。「大きいけど、おとなしいなあ」と、おばあさんは陸をなでなでした。そして陸を見ながら「犬好きやけど、ばあさんやから、もう飼われへんのや」と寂しそうに笑いかけた。最後に陸をひとなでして「あんた、長生きするんやで」と言い残して、また歩いていった。

きっと、さっきのおばあさんは、最近飼っていた犬が亡くなったのかも知れない。長生きするんやで、と言ったのは、だからなのだと気付いた。そして飼えんのやを意味することは、これから犬を飼い始めたとしても、・・・。この先は考えないでおこう。それは、そういうことなのだから。やがて陸も老いる。私たちだって老いる。だから陸にはできる限り長生きしてもらわなければ。その先は、考えたくないから。やがて桜は散るけれど、来年にはまた咲く。今は桜だけを楽しもう。おばあさんも、長生きしてくださいね。




紳士スーツを買うんなら、店にスーツを着ていけ。
なるほどなあ。そういうものかもしれない。確かに、休日の紳士服店で、カジュアルウエアを着たお父さんが、ジャケットに袖を通しているのをよく見かける。休日だから、まずはスーツなんかは着ていない。ま、せいぜい、ポロシャツにジャケットという出で立ちが多いのかも知れない。

何かの雑誌に、スーツを買うんならスーツを着ていけ、というのがあった。要は正確なフィッティング、着心地が確かめられるかということなんですね。最近の若い男性のスーティングは、結構ルーズ的というか、着こなしのだぶついている人が多い。ピッタリしていないんです。

そういうのをよく見かけたなあと思い出してみれば、数年前の渋谷駅付近です。片っ端から若い女の子に声を掛けていくホストのような若い男性。必ずと言っていいほどルーズなスーツというか、ジャケットを着ていました。そして耳にはピアス。

政治家やニュースに登場する企業のえらいさんは、さすがにきちっとした着こなしをしている。ところがクールビズとかで、ネクタイを締めないファッションが主流になった。ジャケットでインナーのシャツのボタンを外している、またはポロシャツ。これってゴルフに行くおやじファッションですよね。はっきりいってダサイ。どうせならクールビズ専用のサマーファッションで着こなせばよいのに。

ところでスーツは最低限5着あればいいらしい。毎日着替えて、スーツも休ませることができるとか。スーツを1着買うときは、一緒にワイシャツを2枚、ネクタイを3本買うと良いらしい。替えのスラックスもあると便利。スーツを買うときにしっかりとコーディネートを決めておくと良いそうですよ。私もしっかり覚えておこう。