でたあ〜、ドバーっと血尿。


退院してから10日以上が経過して、足の痛みもまったくなくなった。そろそろ歩かなくてはいかん、と考えて、先週の火曜日に、ちょうど雨が降っていたのだが、傘を差しながら1時間ちょっと、近所などをうろうろと散歩した。だって体重は62キロに達していて、かなりやばい。足の痛みも、体重増の負担によるものかも、と思われるので、なによりカラダを動かさなくては。退院後は、すこしばかり頻尿気味ですが、しっこの色もただ黄色っぽいだけで異常はない。散歩したその夜は、1回だけ赤っぽいしっこがあった。2ミリくらいのレバーも出たけど、まあ問題ないだろうと。夜は12時前には寝て、朝は6時30分頃、いつも通りの尿意で目が覚めた。はいはい、しっこしっこと。いつも通りしっこをすると、これがなんと驚いた。真っ赤な血尿がドバーっと出た。見る見る便器に赤いものが広がる。いつものしっこの量なのだが、赤すぎる。さらには、レバーの様なものがしっこの次につぎつぎベロンベロンと出てきた。ほぼ5〜6センチの赤黒いレバーの固まりが赤く染まった便器に沈んでいる。いや〜、びっくりです。まだ早いので、トイレから戻りもうちょっと寝ようとするが、もう眠れない。今度は1時間もしないうちに尿意が襲ってくる。トイレに行くと、やっぱり血尿のレバーが出る。こんなことをほぼ30分ごとに繰り返して、何度もトイレに。血尿と頻尿が収まらない。こりゃ〜いかんというわけで、いつもの病院に行くことにした。その日は、予約もなしです。病院では、診察の前にいつも尿をとるのですが、やっぱりその時も血尿でレバーが出た。検尿用の紙コップの中は、まるで赤ワインというより、濃縮のグレープジュースのよう。底にはレバーのたまっているのがわかる。こう何度もしっこの最後にレバーが出てくると、その感覚がわかってくる。ムニョムニョというか、スルリベロンと出てくるから、もう快感のような、出終わるとスッキリ感があるから不思議だ。で、ようやく、先生に呼ばれて診察室に入る。すると、先生が言うのは「膀胱炎やね、炎症おこしとるわ。薬出しときましょ」。で、終わった。もらった薬は、クラビット。家に帰って、まずは昼食後に直ぐ飲む。精神的なものなのか、血尿は相変わらずだが、尿意は1時間に伸びている。夜の9時頃には血尿もレバーの排出も収まった。なるほど〜。次の日も、血尿はなし。レバーはこれぽっちも出ない。さすが、お薬いっぱ〜つ。まるで、あれはなんだったんだ状態。まあ正常なら問題なし。夕方、風呂に入る前に体重を計ると、2日前より1キロ減っている。かなりレバーが出たもんね。で、つくづく考えてみると、1時間ちょっとの散歩が良くなかったのかなあ。散歩のせいで、膀胱膜にへばり付いていたレバーが一斉に剥がれ落ちたのか。古びた塀をドンとたたくと、へばり付いていた塗料がバラバラと剥がれ落ちるように。というイメージをしているんですが。まあ、少しずつ、良くなれカラダ、ですね。あ〜、酒飲みたい。もう手術から20日。もうちょっとの我慢か〜。それにしても、膀胱炎ねえ。ご近所の人も、膀胱炎の時は血尿がいっぱい出たとさ。なるほどねえ。そんなものか〜、と変に安心する。