佐賀関朝市の収穫。

朝市の収穫

漁協の朝市コーナーで、行列に並んだ妻が買い求めたものは、クロメだった。並んだ人たちが、5本10本とまとめて買っていく。見た目は、昆布をぐるぐると巻いただけに見える。妻は2本買った。600円。

妻は並んだときに、前のおばあさんに、クロメって何。どう料理するのか、など質問攻めにしたと言う。おばあさん、ごめんなさい。そして、丁寧に教えていただいて、ありがとうございました。クロメというのは昆布の一種で、細かく刻んで醤油やゴマと混ぜ合わせて、粘りが出てくると、食べ頃らしい。味噌汁に入れてもいいらしい。そして、このクロメは、佐賀関でしか獲れないとか。こりゃー、晩飯が楽しみ。

次に、妻が買った小さな太刀魚5尾を開けて見た。確かに小さいけど、1尾70円にしてはでかい。そして安い。南蛮漬けにするか、塩焼きにするか、妻は考えているようだが、こんなにあるんなら、両方すれば、いいじゃん。

妻は紅扇貝、なるものを買っていた。家へ帰っても、口を開けたり閉じたり、呼吸をしているようだ。もちろん、私は名前など、知らない。まあ、ほたてみたいなもの、ということで。さっそく焼いてみる。猫の殿ちゃんがすり寄ってきた。食べたいらしい。結局、貝柱はほとんど彼のお腹の中に。調味料なしのそのまま焼いても、磯の香りが十分に広がり、旨い。殿ちゃんは、貝に残った汁を飲み干した、というより舐めつくした。

瀬戸内海ではまるはげと呼ぶが、大分では顔の長いのがうまずら。で、私にとって、要はかわはぎ。この皮をはぐのが面倒なので、妻は、これにしたとか。おいしけりゃー、いいんです。以上が、佐賀関朝市での収穫。ここでは関あじ関さばが有名ですが、おいしい魚介類は、他にもふんだんにある。季節を変えて来てみれば、また違うおいしい魚があるかもしれない。大分での楽しみがまたひとつ増えました。ところで、この朝市、毎月の第3土曜日にあるそうですよ。