佐賀関の朝市、だけじゃなかった。

佐賀関朝市

魚料理好きの妻が、かねてより目をつけていた佐賀関の朝市。行ってみようということで、朝の8時過ぎに家を出発。前にも臼杵への帰り道に、佐賀関は通過していて、大分市街からは一本道。渋滞は、ごめん被りたいのでちょっと早めに。天気も良く、ほぼ真正面から太陽を浴びながら、私たちの軽自動車は行く。途中の鶴崎あたりでの〜ろのろ。それも、大野川の橋を渡るとス〜イスイ。橋では、いつも渋滞が起こるのよ、と妻が言う。岡山では、そうだったらしい。東京なんか、どこでも渋滞だったけど。それも昔。

いよいよ海沿いを走る。今日は、すごく海がきれいだったそうな。こちらは目的地直前の渋滞が心配で、車よ急げ、なんだけど、ちらりちらりと海を盗み見る。とても気持ちよさげ。などと、思いながら、30分とちょっとで、北側の駐車場に到着。あれっ、渋滞なんかなかった。車は、結構びっしり並んでいるし、車もどんどん入ってくるが、この駐車場に入る車は少ない。みんな町中に入っていく、なんで。

あじ関さば通り、を歩いていくと、家族連れや、おばあさんが、会場の方へ向かっている。この通りも、かつては賑わったであろう、閉めてしまった店などがぽつりぽつりと。漁協駐車場の会場に徒歩で到着。ふるさとまつり開催とある。会場があって、折りたたみ椅子が並ぶ。今日はそういう日だったのですね。カラオケ大会や、舞踊、ダンスなど楽しそう。おっと、目的は朝市っと。

魚だけかと思ったら、花、総菜におこわ、さざえつぼ焼き、ぶりカツバーガー、衣料品といってもおばあさん好みの、刃物など、要は露天の大集合。アクセサリーまで売ってる、と思ったら日鉱金属精錬所からの出店。なるほど、金属ですね、センスはおいといて。

妻は魚、魚だけに目がいく。魚のお店は、数店。そのひとつで、なんやかやと買う。続いて、数人が並ぶ、漁協主催のテント。妻は、とりあえず並んだ。開始時間はまだらしい。何も置いてないもん。私が、遠巻きに見ていると、建物から荷物を積んだリヤカーがこちらに向かう。ほどなく、後ろの港に一艘の船が到着。生け簀に、どばどばと魚が放り込まれた。商品も並んで、販売開始。妻は、クロメを買ったと言う。クロメって何。こんぶの固まり。小さな太刀魚5尾買ったよ。ふんふん、と聞き流す。今日の収穫は家へ、帰ってからということで。

帰り道は、佐賀関道の駅に立ち寄って。また妻はここで、ひじきを買った。香りもよかったし、柔らかくておいしかったもんね。絶対買うと思ってた。なぜか自転車用のヘルメットをかぶった人が多数いる。今日はサイクリング大会らしい。この地には、昔、軽便鉄道が走っていた、というのをはるか昔、何かの本で読んだことがある。どうもその廃線後をツアーするらしい。廃線跡って、好きなんだけど。どこまでも歩いてみたい気がする。今日は、絶好の日和、皆さん、事故には気をつけてくださいな。