今回のおでんは、やや失敗。

さてさて、出来上がったおでんの出汁を一口飲んだ。う〜ん、微妙だが、出汁に酸っぱさ、微妙な酸味が入っている。前回とは、明らかに旨みが違う。やや失敗かな。この原因は、わかっています。

私は、いつも通り鍋に昆布を敷き、水からゆっくりと煮る。そう、グラグラと沸騰させてはダメ。1時間くらい煮てから、大根と牛スジを入れる。ここから失敗した。本来は、弱火でじっくり煮ながら、灰汁を取るのだが、ちょっと強火にして目を離した時間、5分くらいだろうか、グラグラと煮てしまった。そのおかげで、とるべき灰汁が、少ししか取れず、残りの灰汁は出汁の中に溶け込み、つゆがにごってしまった。しかも、まだ昆布が入った状態だから、昆布の出汁が酸味を帯びたのかもしれない。いや〜、沸騰させてはダメですね。

あとは、私の失敗じゃないんだけど、買った大根が、柔らかすぎ。1月に作ったときもそうだったんだけど、2日目以降にはトロトロの柔らかさになる。1本100円の大根だからかな。大根の水分量が、多すぎるのだ。蕪の柔らかいのはいいけど、大根の柔らかすぎは、ちょっと困る。これからは大根選びもしっかりしなくては。

野菜揚げを入れたんだけど、これもおでんにしては柔らかすぎ。2日目は、びろ〜んと伸びて拡がっちゃった。おでん用の、練り物を買うとき、入れるときは、これも注意が必要だ。今回の鰯のつみれ、おいしかった。でも、どこで買ったっけ。どこのがおいしい、おでんに合う、というのをしっかりメモしておくことも大切だと。

今日食べにきてくれた父は何にも言わなかったが、私の中では前回より、明らかに味が落ちている。明日から暖かくなります。でも、また寒くなるときも来るでしょう。そのタイミングを狙って、おでんのリベンジ。なんか、毎回、こんなことを書いているような。あっ、ごぼう天がなかった。買い忘れました。昆布、グラグラと沸騰させてはいけません。写真には写らないけれど、そんなおでんでした。