だんだんと、薄味好みに。


鰯の煮付けです。生姜を加えて、出汁に醤油と砂糖でじっくりと煮込みます。もちろん妻がですが。3時間くらい煮込むので、鰯も頭から骨までバリバリと食べることができる。

この煮付けが私は、結構好きなんですよ。なんせカルシウムたっぷりだから。しかし妻は頭だけは食べない。頭は陸にあげている。ま、捨てるわけではないので、いいんだけど。

その煮付けなんだけど、一口食べて、直感的に味が薄いと感じた。妻も、今回は味が薄かったかも、と言う。でも、1匹、2匹と食べ進むうちに、ちょうどいいではないかと。

そういえば、外で食事をした際に、味付けが強いと感じることがよくある。先日、大阪で飲んだときに出てきた料理。最後の汁物は辛かった。京風の料理なのに。若い人なら、それくらいでもいいのか知らないけど。

年齢が深まるほど、味の好みは薄味に。ま、あんまり汗をかかない冬だから、薄味がいいのかもしれないけど。塩分控え目にこしたことはない年代ですから。


穴が開いた靴下と、デフレと、景気回復の関係。
政府は早く景気対策をという街の声が上がっています。先日、久しぶりに会った友人も、「はよ景気対策してくれんと、もうつぶれるがな」と悲鳴のような。そして、そのとき、私の足元を見ると、靴下に穴が開いている。これは、実は、メイドイン・チャイナの靴下です。5足480円で買ったしろものです。

私は1足100円以上では靴下は買わないぞ、と決めている。もっと安ければその靴下を買うでしょう。さらに安ければ、それを。これを続けていくと、デフレなんですね。

ところで私が住んでいる奈良県って、日本一の靴下の生産地なんですね。でもさ、奈良で作られている靴下はどこで売られているの、全然分かりません。奈良県で作られている靴下なら、きっとメイドイン・チャイナよりも、丈夫で長持ちするんだろうけど。

そう、そんなわけでみんなが日本製の製品を買えば、その生産地も潤うわけというもの。ま、日本製は少し高いだろうけど。そんな風にしていけば、景気も回復するはずなんです。でも、その日本製がなかなかみつからない。売っていない。ましてや、奈良産の靴下なんか、お目に掛かったことがない。

奈良の靴下生産の業者さん。メイドイン奈良の靴下は、どこで売られているのでしょうか。