買ってきた漬物。


妻が私の大好きな日野菜漬を買ってきた。さっそく晩ご飯の食事時に、食べてみた。コリッコリッと食感はいいのだが、旨みがいまいち。聞けば、この日野菜漬は、ぬか漬けなんだって。なるほど。

東京時代によく買い求めた日野菜漬は、昆布が入っていたから、その旨みが欠落しているんだろうな。思った味じゃなくて、ちょっとがっかり。ま、ぬか漬けは、それなりのおいしさがあるから。

我が家では、食卓にいつも漬物が出ている。もちろん、妻が漬けた自家製の漬物。だからもちろん添加物や染料、香料などはいっさいなし。入れるのは、糠と塩か、麹かくらい。

そんなわけで写真の右側は、妻が漬けた麹漬け。茄子と胡瓜、生姜と茗荷。麹漬けって、今まで全く知らなかったんだけど、塩など全く使わないのに、ちょっぴり塩味があって、それでいて甘みのようなものが感じられる。粕漬けの奈良漬けのようなインパクトはないけれど、上品な味わいがある。

だから麹漬けの漬物には、醤油をかける必要はない。朝食なんか、ご飯に味噌汁、麹漬けの漬物をポリポリ食べられると、それだけで満足なのだが。麹漬け、ほんとにおいしいよ。


新聞のある朝。
今日の朝、妻が言う。ミシュランの京都・大阪版が、すっごく話題になっているよ。ネットで?と私が聞くと、テレビでと言う。そして新聞に目を通すと、ミシュランの記事があった。

総じて京都のお店は、プライドが高く、取材を拒否したり、掲載をお断りする店が多かったという。ま、それはそれでいいんじゃない。おいしいお店は、取材だ撮影だといらぬジャマをされるより、しっかりと味を守ってくれたらいいのだから。

ま、京都の店って一見さんお断りが多いから。客だって、その店の格調にふさわしいかってこともあるからね。お金持ちってことじゃない。品位、ちょっと古い流行語なら品格ってことでしょう。料理屋はいいとしても、チェーン店はひどいもんだね。中華料理も化学調味料をふんだんに使っているって感じ。味覚がおかしくなりそうだ。そんななかで、ザ・めしやだけは気に入っている。大衆食堂みたいだからね。煮魚や焼き魚がおいしいところって、結局は我が家の味が一番なのかもしれない。

話は変わるが、昨日テレビドラマを見た。初回視聴率が9.8%のリアル・クローズ。50代のオヤジが見ても、まあまあ楽しめる内容だけど、次を見るかといえば。たぶん見ないだろうな。でも、魅力のあるいい商品を、如何に喜んでいただけるように販売するか、を真剣に考えさせられる内容ではある。むしろ売上げ低迷で悩むリアルの百貨店が、本物の魅力的な良い商品を売らなきゃね。

で、なんで50代の私がリアル・クローズを見たか。それは、通販と連動しているからで、どんな商品をどう販売するのか。番組が終わって行ったが、なかなか表示されない。みんなが殺到しているんだ。さすがにテレビの効果は大きい。一夜明けて見に行ってみると、ほとんどのファッションがメイドイン・チャイナじゃないか。かといって値段もそこそこ高い。かなり儲かっているだろうな。リアルの百貨店が、メイドイン・チャイナの商品で溢れたなら、顧客はそっぽを向くぞ。