佐川急便の遅配、妻の落胆。

ゆで栗の遅配

妻の故郷、岡山から今年も栗の茹でたのが欲しい、ということで、妻はめいっぱいの栗を買ってきた。せっせと皮をむき、灰汁抜きやら茹でるやら、楽しみに待っている人のために、妻は何時間も掛けて、懸命の作業をする。栗はすべてにおいて何よりも鮮度。できるだけ鮮度の良い採りたてを選び、その日のうち、一気に仕上げなければならない。そして、その栗を宅配便で送り出した。

発送も佐川急便の翌日到着をしっかりと指定。茹でた栗も鮮度が肝心。できるだけ早くそのゆで栗を、受け取ったその人なりに素早く調理しないと台無しになるから。送り出した翌日、妻は当然届いているものと思って電話を掛けると、まだ届いていないと。不安になる妻。ま、明日には届くでしょ、と軽く言う私。だって、送り出した以上は、もう、どうしようもないもん。

そして、発送の翌々日に再度、妻は電話する。届いたけど、風味が落ちて、栗はすっぱくなっていたと。何で配送が、一日遅れたのと聞くと、その地区の担当者が1日休んだため、配送が滞ったとか。なにそれ、佐川急便は、どんな配送システムをとっているんだい。そんなことで、まる1日、荷物を寝かせていた訳か。

妻は、知人が佐川に勤めているからという理由だけで、わざわざ利用していた。しかし、なんという結果。佐川は1年に1度の楽しみを台無しにしてくれました。おまけに、受け取った人は、佐川は料金が高いので、次回はクロネコヤマトにしてねと。なにより、妻の落胆は、私が見てもかわいそう。いい教訓だったわ、という妻の言葉もさびしそう。もう二度と佐川急便を使うことはないでしょう。

大分へ引っ越して、最悪の出来事。大分から岡山の距離は、やはり遠い。作ったものは、自分で運べる距離でないと。そういえば、味噌汁の冷めない距離、というのがあったなあ。そんなことが、ひしひしと感じる出来事でした。