夏色。


廊下からリビングへの入口の暖簾を掛け替えました。妻がさをり織りでせっせと織り上げたものを、カタコトカタコトとミシンを踏んで。おっと、もう踏んで動かすミシンなんてありませんねえ。子どもの頃に、母がシンガーのミシンを使っていて、ミシンを踏むと大きな車輪のようなものがクルクルまわって、その車輪を通した革のひもが上のミシン台に動きを伝える。するとガチャガチャとミシンの針が上下に小気味よく動き出す、というものだった。もう今はそんなのないね。妻は今のミシンで、あっ、針折れた、とか苦戦しながら、上の引っかけ部分に布を重ね合わせて暖簾ができあがった。ブルーを基調にした、さをり織り独特の色使い。ま、すべて色は妻が選んだのだが、さすが夏色、とても涼しげだ。これだけで、部屋の中が模様替えした気分になるから不思議だねえ。