ミニホタテとえびの炒め物。


なんてことはないありふれたおかずです。ミニホタテはパックから出すだけ。えびはパリンと皮をむいて下ごしらえが始まります。妻はえびをパリンとむく度に、足下を気にする。まだまだ、長年染みついた癖はなおりませんねえ。パリンと音がすれば、あっというまに猫の殿は下ごしらえをする妻の足下にまとわりついて、絶対に離れない。カラダをびろ〜んと伸ばしては、下からは見えないのにシンク横のまな板に前脚を伸ばして、どこかにあるエビを捕ろうとしている。さらに大好きなホタテもある。しかし殿はもういない。今日は殿が逝ってから、ちょうど一ヵ月。あっという間に時間は過ぎます。殿との思い出はもう増えることはありません。だからこそ、思い出をいつまでも大切に。私と妻との食事のひとときです。殿〜、テーブルにおいで。えびとホタテがあるよ〜。