マンションに引っ越して、ほぼ1年。


もうすぐ5月も終わって、暦は春から夏へ。私たちも去年の今頃に引っ越して1年が経ちました。そう、春が終わって夏が始まるんですね。春って、私たちにとっていろいろな区切りがありました。大分に引っ越したのも春だったし、奈良に引っ越したのも春で、このマンションに引っ越したのも春のギリギリ。奈良に帰ってから、母や父が亡くなったのも春だし、陸や殿も春だねえ。そんな春がこのマンションで終わってまた夏が始まる。1年のサイクルが通過しました。マンションの暮らし心地は本当に快適ですね。なにより、田舎出身でマンション暮らしが初めての妻がそう言っている。ありがたいことです。最初にこのマンションに住んでいた父は、「静かでええなあ」と言っていたが、それは父の耳が遠かったせいで、上や左右の部屋から物音は響いてきますが、不快になるほどのものではない。なにより気温の変動が、マンションのおかげでかなり緩和されている。夏は確かに暑いけど、風が通り抜けるので夜はエアコンがなくってもいい。そもそも奈良の夏の夜は涼しいんですよ。大阪の夜より、3度から5度くらい低いのだから。ベランダはちょっと東寄りの南向きだから西日であっちっちになることもない。冬も建物の一角というのはそれほど熱を奪われることがない。1フロアだけだから、階段の上り下りの必要もなく、ベランダ、リビング、トイレ、寝室など、それぞれの導線が短くってすむ。特に膝の悪い妻には好都合です。60歳を越えたらマンション暮らしが一番良い。知り合いにはいつもそう言っている。父もそれでマンションに引っ越したんだけど。ま、とにかく、また夏が始まります。