マンション暮らしもほぼ1カ月が経過して。


引っ越してから、1カ月と1日が経過しました。もう、ほとんど落ち着いた生活をしています。落ち着いてみると、マンションっていろいろな音が周囲から聞こえるものです。父は静かだ、と言っていたけど、それは父の耳が遠かったからで、じっくり耳を傾けて聞いてみると、いろいろな音がある。夕方くらいになるとピアノの音が、部屋の壁を通して聞こえます。ってことは、こちらだって夜はテレビの音量にに注意しなければいけないってことで。この住居は、ベランダが南、通路が北側で、良く風が抜けるのです。ちょっと風が強い日は、びゅーっと音が鳴る。窓ガラスを細く開けると却って音が強調される。床はほとんどがフローリングなのですが、歩くとみしりみしりと音が鳴る。体重10キロの猫の殿が歩いてもペシペシと音がするのでよく分かる。便利かな〜。でも、このフローリングで音が鳴るってことはそれがクッションの役目をして、階下にどすんどすんと響かないことになる。ま、極力、そーっと歩くことにはしていますが。でも壁越しにとんとんとんと歩く音が聞こえる。お隣は小さなお子さんがいらっしゃいます。なるほどねえ、様々な暮らし向きが伝わってくる。それがマンションです。ところで、私たちの住居の各部屋に同じシーリングが設置してあって、明かりを灯すとミシミシと音がする。これも父は聞こえなかったんだなあ。おろらく照明の熱で木に似せたプラスティックのフレームが膨張して音を出しているのだ。ま、こんなのもそのうちに慣れることでしょう。前の一戸建て借家だって、結構周囲はそれなりに賑やかだったんですけどね。そのそれぞれの雑音に生活臭的なものがあったんだけど、このマンションでは今はちょっと無機質なものとして聞こえる。その内に、音の聞く方の気持ちも変わってくるだろうけど。マンション生活って、案外面白いものかもしれません。