95円サンマが、とびっきり、おいしい。


退院してから、食べたかったサンマが食卓に上ってきました。むろん、塩分をできる限り抑えたメニューが続きます。このサンマも、いつもならあらかじめ塩をパラパラっと降りかけてから焼くのですが、今日は塩抜きで妻が焼き上げました。こころなしか、きれいに焼けています。いつもどおり、身の真ん中に箸を入れて、その上にたっぷりの大根おろしを乗せて、普段なら大根おろしに醤油をドバドバと掛けるのですが、塩分控えめなのでポン酢をチョロチョロと掛けました。そして、一口サンマを口に入れると、これがなんともおいしい。塩味がなくって、却ってサンマの身の旨みが口に拡がり、たっぷりの脂分がその旨みをゆっくりと包んでくれて、サンマのおいしさの余韻が長く口中に残るのです。1尾95円の特売サンマなのに、こんなにおいしいなんて。そうです。長く塩分控えめの食生活が続いたので、味覚が鋭くなって、本当にホント、食材の味がわかるんですね。逆に今までは、醤油をたっぷり使いすぎることで食材本来の味を消していたのかもしれません。いや〜、サンマがこんなにおいしいなんて、と思うくらいの感激度でした。いままでは塩に慣れすぎて、味覚が少しずつ麻痺していたのでしょう。だから、塩分、化学調味料、ナトリウムやカリウム、リン化合物が多い人工的食品添加物などは、できるだけ避けるのが、カラダにやさしい食生活なんですね。今からでも遅くない。始めてください。