金曜日は洞川までドライブ。


ちょっと前に奈良の観光案内所で貰ったパンフレットの中に、反対面は大きな奈良県地図になったものがあった。その地図を半分に折ってみると、言わずとしれた上半分は奈良盆地。下半分はほとんど山間部だ。で、地図をしげしげを見ていると、私たちが奈良に引っ越してからその下半分には未だに足を踏み入れたことがないことに気が付いた。かげろう座があった五條市や、金峯山寺のある吉野山へ行ったが、それらはかろうじて上半分に入っている。なので、妻とどこか下半分に行ってみようか、という話しになった。南半分に何があるかというと、賀名生梅林、十津川、天川村、洞川などなど。じゃ〜洞川のごろごろ水を汲みに行こうか、ということで目的地は定まった。いついくか。そりゃ〜、子供たちの夏休みがはじまる前の金曜日しかない。なんせ、南半分はキャンプ地が多いので夏休みは混雑が予想される。だからその前に行っておきたかった。朝はなるべく早くの8時頃に出ようかと、前日に私が時間を決めたが、当日は私が早く眼が覚めたので7時40分に出発した。妻はカーエアコンを入れようとしたが「まだ涼しいから、窓を開けて走ろう」と私が言う。前日にガソリンを入れ燃費を計算するとリッター12キロを切っていた。夏のエアコンは冬以上に燃費を悪くする。幸いにも空が曇っていたので、車内はエアコンを使わずとも快適だった。国道に出るとあせるようにすっ飛ばす通勤の車列に巻き込まれる。こちらの軽自動車もそれに合わせて走るが、エアコンを付けていたらとても加速が追いつかなかっただろう。郡山南を過ぎて京奈和自動車道路に上がると、北向き車線は降り口を先頭に大渋滞していた。畝傍山を右に見て橿原市を抜け、大淀道の駅でトイレ休憩。下市町の古い街並みを通るといよいよ山間部だ。この下市町を抜けるとき、信号で止まると右に「やま十柿の葉すし」があり、店内に数人の客が見える。あとでチェックだ。さすがに窓を開けて山間部を走ると気持ちがいい。まさに清涼の風だ。いくつかのトンネルを抜け、登り坂を走ると洞川の街並みというか、旅館街に出た。