金目鯛の刺身が、好きっ。


なぜか食卓に金目鯛の刺身が5切れほどあります。これは父親と買物に行って、父親は刺身を買いたいのだけど、1パックをまるまる買うとひとりじゃ多すぎる。なので、父親が3切れ取り、私たちは5切れをもらって、等分じゃないけど分けました。その刺身が金目鯛だった。金目鯛の煮付けがおいしいのは知っているけど、刺身とはね。その刺身はかなり高かったみたい。で、せっかくの金目鯛の刺身を私たちでじっくり味わおうと思ったら、それを狙っている輩、猫の殿が早速テーブルに上ってきた。妻が金目鯛の刺身を口の中に放り込むと、殿がのそりのそりと妻の方に近づき、刺身をくっちゃくっちゃと食べている妻の顔の真ん前まで来て、妻の口の中を覗き込むような仕草をする。欲しいのだ。ふとテーブルの上に刺身があるのに気づいたのか、つんつんつんと手を出そうとする。もうしょうがない。一切れをいくつかに小さく分けて与えました。しっかりと食べています。ところで、その金目鯛の刺身、しこしこと心地良い歯ごたえがあってとってもおいしい。普段、殿はそんなに刺身を欲しそうにしないのに、なんで金目鯛のときは早く上ってきたのだろうか。なるほど、おいしいものがわかるんだ。金目鯛がこんなにおいしいとは。高かったけどね。