よし。今度こそ、掃除機を買うぞ。


妻は、今の我が家の掃除機に不満を持っている。そりゃ〜そうだな。その掃除機は10年くらい前、私が東京に住んでいたひとり暮らしのときに買ったものだから。機種はサンヨーのSC-WR5Eで2003年の年末くらいに買ったものだ。価格ははっきり覚えていないけど、1万2000円くらいだったと思う。だって、その時は6畳の和室と4.5畳のキッチンだけという古く狭いアパートだったので、その程度のスペースが掃除できればいいと考えていたから。なんでサンヨーにしたかというと、サンヨーは耐久性に優れているという世間的な評判だったので選んだ。実は、それまでは三菱の掃除機を使っていた。その掃除機というのがそれより遙か昔の1981年、私がまだ28歳ではじめて東京に上京したとき、姉貴のお古をもらったのだった。だから姉貴だって数年は使っていたはず。なので、その三菱の掃除機はトータルとして25年以上は働いてくれたはず。だから、掃除機というものは20年以上、故障もなく稼働して当然という概念を私は持っていた。いい家電品はとことん大事に使って、いつまでも長く使うものだ。その三菱の掃除機だって、機器を繋ぐパーツが壊れて、ガムテープでグルグル巻きにしないと使えなくなってしまった。しかし吸引のモーターは20数年使っても何ら変わりなく動いていた。さすがに日本製のモーターは優秀だったね〜。で、三菱の掃除機が壊れたとき、次はなんで三菱にしなかったかというと、三菱の掃除機はけっこう吸引力も強いのだが、値段が高かった。確か、2万円3万円以上したと思う。いわば、何部屋もある一般家庭が使うに耐えるような製品が主流だった。ひとり暮らしの私には、1万円ちょっとの掃除機で十分だったのだが、あれからは10年の時間がたち、今は妻もいて賃貸ではあるが何部屋もある一戸建てに住んでいる。広い家だから貧弱な掃除機では確かに不満はあるよね。それに、もう10年も使っているのだから、そろそろ次の掃除機を考えなければ。なので妻の不満はよく分かります。よし、新しい掃除機を買うぞ。