奈良はそれほどの雪でもなく、良かった良かった。


金曜日の夜は、どうなることかと心配した。というのも天気予報では、土曜日は一日中の雪マーク。そして、オリンピックの開会式が始まるのを待ちながら、奈良では雪が降り始める。そして、開会式が始まった深夜になると、家の横を走る車が変な音を立てる。ベチョベチョベチョ。そうです、うっすらと積もった雪を車のタイヤがかき分けていく音なんです。雨だと、ザーとかジャーとか、一本調子の音なんだけど、雪だとその音が濁っている。そのベチョベチョがザバザバになると雪が深くなって、路面の上に雪が完全に積もると急に音が静かになる。シャーと聞こえて、ガッシャンとかね。そんなわけで、入場行進が終わった時点で寝ることにした。ひたすら耳をすませて車のタイヤ音に注意しながらね。6時半頃に目を覚ましたときは、直ぐにカーテンを開けて外をうかがった。雪かきを覚悟したけど、道路にうっすら雪は積もりながらも、なんと雨になっている。これはラッキー。手早く玄関先の雪を除いたけれど、朝の散歩は傘を差して出て、道路の凍結も全くなし。奈良は、雪が積もることもなく良かった良かった。ところで、東京は20年ぶりの20センチ越えだったとか。1994年2月12日以来だったとか。う〜ん、思い出したような。この日は、麻布台に用事で出掛けていて、午前中から降り出した雪がだんだんと積もってきて、午後になってもやまず、午後2時頃にはとうとうバスも動かなくなって、歩道にこんもり積もる雪を踏み分けながら、地下鉄の六本木駅までかなりの時間をかけながら歩いたものだった。東京って、休みの前日に雪が降り積もるねえ。もう東京なんかに住みたくはないけど。