中が見えなかった、大阪伊勢丹の失敗。

大阪伊勢丹が販売不振によって、来年の春あたりに売場を大きく縮小するという新聞記事があった。大阪に伊勢丹は合わないんだろうか。めったに百貨店などに行かない私も、2年前に大阪伊勢丹に妻と一緒に行って、家庭用品売場でなんと1万2600円のフランパンを購入したことがあるのだ。その時に、売場を下から上まで見たんだけど、印象は総じてセレブ向けって感じ。大阪のおばちゃんにはちょっとこそばゆい品揃えだった。東京なら、何の違和感もない。東京なら素敵な奥様は多いからね。大阪ならヒョウ柄おばさんか。芦屋の高級マダムも伊勢丹には来なかったと見える。これは伊勢丹外商の力不足だねえ。大阪のベタな人間にとって、大阪伊勢丹はよそよそしいんだよね。なんでもっと、おばちゃん目線のイベントをやらないの。手作り雑貨市みたいな手の届く催しをね。チラシ広告ももっともっと積極的にやらないとダメじゃん。それも奈良県あたりまでの新聞に折り込まないと。新聞夕刊のラテ欄下の広告は必須ですよ。今からでも遅くないから、ちょっと目線を下げて、広告を見境無く打ってご覧なさい。そうすれば、なにかいな、と大阪のおばちゃんは物珍しそうにやってくるから。要は、中をしっかりと見せてやらないと、面白そうと大阪人を集めることはできないから。