震える陸。


この場所は動物病院のロビー。陸は診察を待っているのですが、この状態。ちょっとわかりにくいでしょうが、陸のカラダは小刻みにブルブルと震えています。とにかく、この場所から逃げ出したい一心で、ロビーの外が見える診察室から遠いこの場所まで来ましたが。そこは分厚いガラスが行く手を阻んでいる。隙間などは全くないのに、なおも隅を狙って逃げようとする。ガラスさえ破って外に出そうな勢いです。実はですね、去年の12月中頃に陸が急にびっこをひきだして、それで病院に連れて行くと、お腹の毛を剃られてレントゲンを撮られたり、血液検査で血を採られたり。そしてびっこの原因は、筋を痛めているか方の所にカルシウムが固まって炎症を起こしているからなんですが。レントゲンの結果では、なんと肝臓に腫瘍のようなものができているようです。この日も、また血液検査で血を採られて、やっと解放されました。診察が終わると逃げ出すように病院を出て、車にまっしぐら。車内に入って、やっと落ち着いたようです。次回の診察結果は、妻だけで行ってもらいます。できれば陸が大嫌いな動物病院には連れて行きたくないんですけどね。そんな陸を見るのはあまりにもかわいそうだから。陸にとって15歳の、新たな年なのです。