お隣さん家のおかず、これもおいしい。


妻が岡山に帰っている間、お隣さんにもその旨を伝えていた。すると、お隣さんは時々、ひとり暮らしとなる私のために差し入れをしてくれるという。そして、それは本当だった。妻がいない2日目の夕方の6時過ぎくらいに、ピンポーン。鳴った瞬間、そうだろうなと思ったけど、玄関を開けるとやっぱりお隣のお母さんが、なにやらを持って待っていた。「奥さんにみたいにハイカラな料理とちゃう田舎料理やねん」とおっしゃっていた。でも、お隣の奥さんは料理が旨いんだよね。で、開けたら、この左の写真です。カボチャの煮ものと、チンゲンサイと卵などを絡ませて炒めたもの、たぶん。このカボチャ煮は、そんなに強い味付けではない。すごく控え目に薄甘辛く煮てあって、カボチャ本来の甘さがじっくり感じられる。で、チンゲンサイの方を味わうと、これもそんなに強い味付けではない。微妙になにかの旨味が感じられる。何だろう、この旨味は。食べていて解ったが、それは小さな干しエビだった。なるほどねえ。干しエビなら、旨味もあるし、カルシウムも含まれている。骨粗鬆症の予防にも最適だねえ。薄味ってのはなかなか食欲を高めるものなんだと食べていてわかった。で、その2日後にも差し入れのおかずがあった。卯の花。おからに様々な材料を入れてあるんだけど、これは一転して強い味。さすが、味にメリハリが効いている。お隣や近所で手作りのおかずを交換しあったりしたら、お互いに味づくりで料理の幅やアイデアがもっと深く広くなるだろうね、なんてね。そんなわけで、今晩もまたおかずをいただいた。うれしいね。おいしいね。ありがたいねえ。