そして、妻のいない日が始まった。


今日の昼過ぎに妻を駅まで送っていった。妻は後部座席に大きな荷物を積み込みバタンと大きな音を立てて後部ドアを閉めてから、助手席にどっかと座った。私は車を出しながら、これまでのことをあれこれと考える。何がいけなかったのだ。車を走らせるも、私と妻の間に会話はない。今日の空は、重苦しくどんよりと曇っている。まるで心の中を見透かされたかのような風景だ。妻はポツリと言った。「雨がふるかもしれないね」。私は直ぐさま言葉を返すことはしなかった。心が重いのだ。踏切を過ぎて「傘は持ったかい」とたずねた。直ぐさま妻は「必要ならば、どこかで買うわ」と手短に返す。しばらくすると駅舎が見えてきた。これから、妻のいない日が始まるのだ。殿や陸にはなんて言おう。まだ、言葉が見つからない・・・・。なんてね。てなわけで、妻は岡山に帰っていきました。いまいち妻のお腹がスッキリしないらしく、家を出る前にもトイレに行ったのですが、スパッと出なかったらしい。妻が昨日食べたのは、チャーハン、焼き茄子、大根おろし。今日の朝はパンだったらしく、あれこれ考えても食べたものからは、ゲリの原因が特定できない。精神的なものかなあ。なんで妻が帰るかというと、妻のお母さんが入院なのでその付き添いに、です。だからお母さんのことであれやこれや心配することが多いのでしょう。ま、しっかりお母さんに付き添ってあげてください。6年前に妻は岡山を出てからの、久しぶりの親子水入らずですから。ま、私としては妻の健闘を祈りましょう。よし、今夜は、久しぶりにインスタントラーメンを食べるぞ〜。