茹で栗、ただいま味わい中。


妻が栗を茹でてくれました。そして妻は、鬼皮をほんのちょこっと残してスパッとほぼ半分に切ってくれた。私が食べるときは、実を完全に2つに切り離して、栗の実の切り口に小さなスプーンをしっかと差し込んで実をほじくりだす。その実を口の中に放り込む。ほのかな甘みが感じられて、この独特のホクホク感が口の中に広がる。私が食べるのは2日目で、とっくに風味なんかは落ちているはずなのにほっくりするのは、やはり生栗を茹で上げたからこそ味わえるおいしさなのかなあ。ひとつをほじくり出し終えると、また次の栗に取りかかっている私。華やかなおいしさではないけど、じんわり素朴な秋ならではのおいしさ。その栗の実にときおり、ちょっぴり苦みのある薄皮が付いてくるのはしょうがない。これも味覚として味わう。ところで、薄皮ってポリフェノールがたっぷりでカラダにはいいんですよ。はら、良薬は口に苦しというでしょ。だから、栗の渋皮煮って人気なんですよ。そんなわけで、まだ栗は5粒残っています。また今夜も、しっくりほじほじしましょうか。おいしいもんね、栗は。