ご近所の迷い犬。


昨日の昼過ぎ、隣の家の奥さんが尋ねてこれられて、この犬、知らんか、と小さな雑種の犬を引っ張ってきた。ところが、その犬は我が家の門から内側に入るとまた逃げ出した。数分ほど我が家の家の周囲を走りまわり、あるいは隣家の敷地に入ったりして、やっと戻ってきたところを取り押さえた。泥棒じゃないんですよ、捕まえたんです。犬は人に飛びつこうとしたり、結構人なつっこい。そして、首輪には、鑑札と予防注射の札がしっかりつけてある。我が家の犬の首輪には鑑札なんて付けたことがない。まあ逃げることはないだろう。ってことは、このワンちゃんは脱走の常習者、じゃなかった常習犬?皆さん、脱走癖のあるワンちゃんには鑑札をしっかり付けておきましょうね。で、ご近所さんが4〜5人集まって、どうしようかなどと話し合う。妻は犬を家の中に入れようとするが、塀の内側に入れたのでは外からは見えない。なので、ガレージを開けて、外から見えるようにして、ガレージの入口にワンちゃんを繋いだ。ほら飼い主さんが通りがかったりすると解るから。その井戸端会議だが、犬を飼う、飼えないの話しになっている。我が家には陸がいる。犬を連れてきた隣家にも犬がいる。そんなわけでどこの家も飼うのは不可能。じゃ〜、とりあえず保健所に電話すれば、鑑札番号もあることだし飼い主も解るかも。ところが、昨日は日曜日。電話に出た人も警備員とかで話しにならない。通りを見廻しても探している感じの飼い主さんは見当たらない。よし、このワンちゃんの帰巣本能に頼ろう。ということで、散歩に連れ出した。近所をぐるりと回ったが、ただただ通りがかる家に興味を示すだけで、どうも我が家に向かっているという雰囲気がない。屈んでしっこする。女の子だ。んこもした。あ〜あ、君の家はどこなんだい?一周回って我が家に戻る。数十分経過しても、探している風の人は現れない。今度はさっきとは正反対のルートでもう一度連れ出す。二つほど角を曲がったところで、遠くからこちらに駆けてくるおばさんがいた。すいません、すいません、を連発している。飼い主だ。やっと見つかりました。そのおばさんは、警察にも連絡をして、ずーっと探していたんです。ありがとうございます。と平謝り。そうか、警察か〜。なるほど、警察なら日曜も祭日もない。犬が逃げちゃったり、迷い犬を保護したりしたときは、まず警察に連絡しましょう。で、さらに、脱走壁のあるワンちゃんには、鑑札をしっかり付けておきましょう。あははは、写真はブログの内容とまるで関係ない我が家の殿ちゃんです。