甲子園準々決勝の8校は、すべて田舎県だよね。

今回の甲子園の高校野球、ベスト8をつらつらと眺めてみました。その県を拾ってみると、北から岩手、山形、群馬、茨城、富山、徳島、高知、宮崎。つまり、含まれていないのは、東京や、千葉、神奈川、埼玉、静岡、名古屋、京都、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本などの大都市圏。要するに、政令指定都市を有する都道府県が全く含まれていない。はっきり言って、いい傾向だと思いますが。でも、あくまで、が、なんです。実は、この8校の中で公立高校は徳島県の鳴門一校のみ。ひょっとして、ほかの私立高校は、東京や大阪など、有力選手の多い地域から選手を集めているのかなあ、だったりして。ほら、ダルビッシュ投手だって、大阪府の羽曳野出身なのに東北高校に行っちゃったし、楽天の田中投手だって、兵庫県伊丹市出身なのに高校は北海道の苫小牧に行っちゃったからね。でもまあ、高校野球の場合、対戦が東京や大阪と、その相手が田舎県だったら、私としては絶対に田舎県の方を応援すると思う。事実、そうだから。だから、今回のベストエイトはいい地域が出揃いました。東京や横浜、大阪の有力高校がことごとく負けちゃったから、本当に良かった良かった。さらに欲を言えば、唯一公立高校の鳴門高校がんばれ。でも負けちゃったね。しかし、いつまで、私立の有力高校だけがその資金力やネームバリューだけで選手を全国から集めるような、高校教育とは全然関係ないような事象が続いているのか。それに、高校生の授業料って、私たちの税金から補填しているはず。誰も、おかしいと思わないのかね。勉強より、甲子園出場を優先しているような高校ばかりで、甲子園ってうんざりするけど。正月のサッカーだって、春のバレーボールだって、外国人留学生主体の高校駅伝だって、それぞれになんだかおかしいね。高校野球キューバあたりから留学生を受け入れたら、どうなるんだろう。相撲のモンゴル人留学生受け入れは、その後どうなったのか。そういえば、留学生の授業料も、私たちの税金から補填されているのだろうか。