なんだか優しい感じの、行基さんのお墓。


いつも行く平群の道の駅。その途中の生駒市に、行基さんの墓があるという。そして、最近は運動不足の私です。なので、妻が道の駅に行く道中で、私をおろしてもらって、その間に妻は野菜などの買物を。私は散歩がてらに、行基さんのお墓を訪れてみようかと思ったわけ。で、先日に行ってきた。下の県道から歩くと、その場所はちょっと高台にある。住宅地を抜け、水路脇の細い道を歩くと、木のトンネルのような入口があった。生馬山竹林寺とある。生駒ではなく、生馬。そういえば、このときは行かなかったけど、この近くに往馬大社というのもある。どれも読みは、いこま。昔はいろんな漢字があったんだなあ。奈良だって、均す(ならす)、から来ているから。さて、竹林寺はお寺やお堂があって、そこからちょっと離れた場所に、行基さんのお墓はあった。まわりには囲いや石碑はあるが、お墓はこんもりして笹が生い茂り、こじんまりしている。行基さんは、喜光寺で亡くなって、この近くで火葬にされて、ここに遺骨が埋葬されているんだよね。この飾り気のなさが行基さんらしさかな。木々に覆われてひっそりと。行基さんが行った公共工事は民衆のためだったろうけど、今の時代は利権がらみで嫌だねえ。おりしも今は参議院選挙の真っ最中。利権がらみの公共工事を売り物する政党にはうんざり。そんなわけで、そこからさらに山麓を上に方に歩いていく私だった。