今や春爛漫、3人で佐保川沿いをお花見。


平野部はどこもかしこも、ほぼ満開になりましたねえ。ま、そんなわけで、我が家もお花見。3人というか、正確には2人と1匹ですが、それが家族なのでやっぱり3人。おっと、猫の殿ちゃんはお留守番お願いします、というわけで。さてさて、来たのは毎年恒例の奈良の絶景地、佐保川沿いの桜並木です。川の両岸に桜並木がずーっと続いて、気持ちのいい眺めです。ところで、知らなかったのですが、この佐保川の桜並木は、江戸末期に川路聖謨という奈良奉行佐保川沿いに桜と楓を植えたのが始まりとか。それで、地元の人は佐保川沿いの桜を、川路桜と呼ぶのだそうです。昔の人は、後世に花を残すような粋なことをしたんですね。それに比べ、今の日本政府は、緑が豊かな平城宮跡を埋め立てて舗装しようなんて無粋でお馬鹿なことをしている。本当に、今の日本はアホな人が多い。だから、猿沢池の柳も枯れてしまうのですよ。ところで、川路聖謨(かわじ としあきら)って、誰かって?私も知りません。ウィキペディアで調べてくださいな。この人が奈良に来たのは、江戸幕府老中の水野忠邦がやった汚職に絡んで、左遷されたとも言われていますから。まあ、ともかくも、この川路さんのおかげで、私たちがこよなく桜を楽しめるというものです。今は奈良も雨が降ってきました。花散らしの雨ですね。そして、季節は移ろいますから。