絹谷幸二展は、16日の日曜日で終了ですよ〜。

私じゃないですよ。妻が、奈良県立美術館で開催されている「絹谷幸二展」に行ってきました。妻が「お友達を病院まで送っていくついでに、美術館に行ってくるから」と言って出掛けたついでに、美術館に立ち寄ったそうな。私は、あ〜、そんなのがあったそうな、と、関心も示さない。なんと、好奇心のない私です。で、昼前に妻は帰ってきたんだけど、1300円で展示会用のパンフレットを買ってきた。なんで1300円かというと、その展覧会が、古事記編纂1300年記念特別展だったからなんです。しゃれですかねえ。で、私はそのパンフレットをパラパラと見ている。そりゃ〜、絹谷幸二さんて知っていますよ。奈良出身の人だもの。えへっ。でも、知ったのは、私が奈良に帰ってからの5年前のこと。でも、かすかに名前だけは知っていたんですよ。絵も知っていたんですよ。赤を基調にした、サイケデリックな画風だと思っていたんです。ゴッホの輝きがあって、岡本太郎のような力強さがある、なんてね。だって、私が知っている画家って、そのくらいだもの。でも、パンフレットを見て、へえ〜、凄いんだと。パンフレットからですが、一番右の写真は、東京芸大の大学院在学中の作品です。うまいじゃん。それが、私の素直な感想です。1974年に最年少で安井賞受賞したとか。やっぱり、すごいじゃん。それで、美術に感心のうとい私でもうっすらと知っていたんだ。安井賞というのは、昔ですよ、私が東京にいた頃、池袋の西武百貨店にある美術館で毎年、安井賞展というのが開かれていて、なんどかそれを見たことがありましたから。だって30年くらい前に私が勤めていた会社は、西武百貨店に出入りしていた業者のひとつでしたから。ま、そんなわけで、絹谷幸二さんの作品が、うっすら頭のどこかにあったのかなあ。パンフレットの表紙は、あまてらすおおみかみさんが剣を持って、天の岩戸から現れたところかな。剣は、草なぎの剣、それともあめのむらくもの剣かな。てなわけで、古事記の内容がテーマのようです。で、絹谷幸二さんの展覧会は、12月16日の日曜日が最終日です。作品には、でっかいのとか、立体もあるそうです。おっと、場所は奈良県立美術館です。奈良県庁の北側にあります。住所は登大路ですよ。15日なら、春日大社おん祭のお渡りもありますよ。ぜひ、奈良にお出掛けくださいね。