なんで、おでんはおいしいのか。


2カ月ぶりに、おでんをつくりました。とろ火のお鍋に、いつも通り昆布を敷いて、1時間くらい経ったら、大根から入れていきます。大根を入れ終わったら、昆布を引き上げます。以前は、さらにスジ肉を入れてから昆布を引き上げていたんですが、それだと昆布にスジ肉の脂が移ったり臭みが付いたりするので、その前に。もちろん、ダシ殻昆布は佃煮にしますから。そんなわけで、昆布をひきあげてから、鍋のお汁を味わってみると、まるで味が付いていないような。それでいて、ほのかに海藻の味がする。その中に、ほのかな旨味がある。最初は、いつもこんなものですね。スジ肉を加えて、強火にして、浮いてくる灰汁をどんどん取り出します。そして、しゃもじにうすくち醤油3、味醂5を加えて、後はどどーっと、具を放り込むだけ。あーあ、今回もすべて具が入りきりませんでした。あぶれたのは、妻が好きな餅入りきんちゃくとうずら巻、ごぼう薩摩揚げ。やっぱり買いすぎかなあ。で、ダシを味見してみると、これがまたおいしい。いい味に仕上がっています。そんなわけで、昼過ぎから始めて、2時間くらい、私が台所に立っている。様子を見に来た妻が、「この部屋、とっても暖かい」と言った。そりゃそうです、換気扇を回さずに、部屋も暖めています。今日の外は、特別に寒いですから。さらに、そこから4時間経って、ようやくいただきます。やっぱり、おいしい。おでんは、おいしい。暖かい部屋で、カラダがとっても温まる。ところで、おでんって、どれくらいお金が掛かるんだろうか。次回は、ちょっと計算してみますね。