日の入りが、5時前となりました。


早いものですね。奈良での日の入りが16時59分となりました。実際に見る日没としては、それよりはちょっと早く、奈良盆地の北部の西、大阪と隔て分ける山々に生駒山地に夕陽が沈むわけです。そういえば、東京に住んでいるときは、あんまり夕陽なんて意識したことがなかった。長く住んでいたアパートからは夕陽なんて見えるわけがなかったし、街を歩いていたって、いつの間にか太陽はどこかに沈んで暗くなっている。大抵は建物が夕景色を邪魔しているわけなんです。でも、マンションに引っ越したときは、3階なんだけど、朝日が高校のグラウンドから遙か向こうに見える都庁の横から昇ってくるのにはちょっと感激した。その分、残念ながら夕陽は見えなかったけれど。東京は高台や小山がないから、今となっては楽しめるのはスカイツリーだけなのかも。山も遠くに離れすぎて、しかも空気が汚れているから、すっきりした遠景というものが東京にはない。奈良って山が近くにあって、くっきり見えるからいいんですね。西に生駒山。東に春日山。北は平城山(ならやま)っていうけど、山らしい山はなくって小高い丘レベル。遠く南は、紀伊山脈があるから遠景が壮大だなのです。などと思いながら、夕方の散歩を楽しんでいるわけで。夕方の散歩も、5時に家を出ると、あっという間に辺りは暗くなる。そして冷えてくる。奈良だから、寒いのはしょうがないか。犬の陸としては、歩きやすい季節なんだよね。そうそう一昨日の陸です。いつも夜の就寝時は、妻が2階の寝室に上がると、その後を追いかけるように陸がチャッチャッチャッと軽快に上っていく。ところが一昨日は、チャッチャッドスドスドスという音が聞こえた。陸が階段で滑り落ちたのだ。しばらくは下でマゴマゴして2階を見上げれど脚を踏み出せない、そんな階段を怖がった様子だった。妻が気がついて、陸を呼ぶ。意を決して、なんとか階段を駆け上った。で、昨日も、妻が上がった後の陸を見ていたんだけど、怖がることもなくいつも通りに上がった。良かった、良かった。無事に上がれて。陸も13歳だからね。いずれ階段を上れない日が来るのかもしれない。