大学、作りすぎだと思うんだけど。

3大学の新設に対して、不認可の決定を下した田中真紀子文部科学大臣が、自民党地方自治体から思いっきり叩かれていますね。安倍総裁は、尋常な人ではない。愛知県の大村知事は、大汚点を残した。秋田市は、行政訴訟を検討するとか。皆さんお怒りになっています。でもさ〜、大学ってそんなにいっぱい必要でしょうか。きょうび、かなりの大学が経営赤字なんでしょう。さらに、かなりの大学が定員割れを起こしているとか。そりゃ〜、その地方にとっては、集客というか、村おこし、町おこしの一大ランドマークでしょうけどね。でも、地方にあるがゆえに、段々と学生さんが集まらなくなって、結局は都市部に移転した、という大学の学部だってあるようですよ。特に自民党は、3年前までの政権で、大学の設置を大幅に緩和して、どんどん新設を認めてきました。その結果、先ほども言ったけど、経営赤字、店員割れが現実の問題なんですね。自民党が、大学余りの現実を引き起こした張本人です。なんで、自民党はそんなに大学を設置したがるのか。なにかワケがありそうですね。裏事情がありそうですね。それで、ですよ。作りすぎた大学に行って、結局、嫌な思いをするのは、定員割れで、経営赤字の大学に通っている学生や、または卒業した卒業生なんですね。その大学の卒業生ということで評価が低かったり、大学3年次や4年次の就職活動で大変な苦労をしたり。それでいて、高額な学費を支払っているわけでしょう。本当のにそれだけの価値というか、充実した勉学の日々が送れているのでしょうか。その不認可校の中に、秋田の大学があるようです。秋田といえば、かつて酒田にいいかげんな大学がありました。2000年くらいでしょうか、酒田短期大学というのがあって、定員100人なのに在校生が352人。そのうち中国人留学生が339人を占めていた。でもその留学生は、実際には大学には通わないで、首都圏などに移り住んで働いていたのです。要は、留学を口実にした、就労ですよね。大なり小なりで、そういう事情は今もどこそこの大学でもあるようですよ。ま、そんなわけで、不認可決定を決断した田中真紀子文部科学大臣は、いろいろと憎まれているようです。あえて憎まれ役を買って出た田中さんを、私は偉いと思います。様々な思惑が渦巻く中で、利権を得て這い上がろうとする者たち。その影で、辛い思いをする人たち。若者を甘い言葉で誘って、それで否応なく厳しい社会に送り出す人たち。大学の現実は、想像以上に厳しいものになっています。この先は、もっともっと厳しくなるでしょう。それでも、大学を増やすというのですか。それでも、田中さんだけを非道い理不尽な人というのですか。





あっつ、あつ〜の〜、うどんすき〜。


いや〜、最近急に冷えてきました。昨日の奈良は、最高気温が16度で、平年より3度低い。最低気温は4.9度で、平年より3.6度も低い。そりゃ〜、寒いはずです。寒いのは奈良だけでなく、ほぼ全国的に低いようですね。皆さん、風邪など、引かないように。あれっ、風邪をひく、ひくの漢字は、引くで良かったっけ、と一瞬考えてしまった。風邪をカラダの中に引き込んでしまう、という意味だから、引くでいいんですよね。最近、ちょっとしたことに、それで良かった、正しかったっけと思うことがよくあるんですね。歳のせいかもしれません。そんなわけで、寒いときは鍋ですが、妻の故郷、岡山の矢掛からうどんが送られてきました。うどんのパッケージには、大名行列の奴さんが描かれています。矢掛は、かつては宿場町。なので、大名行列のお殿様一行が、参勤交代ごとに利用したそうな。さらにそんなわけで、うどんがあるのなら、うどんすき、と相成りました。うどんでも、鍋ものなので、昆布だしで。ねぎ、しいたけ、ニンジン、ごぼう、竹輪、鶏肉、豚肉などなどをどっさり放り込んでいただきます。あつあつうどんを鉢にとって、かぼすをギュッと絞って。サッパリとしたおいしさ。ところで、うどんすきに豚肉は合わないようです。なんか脂身がしっくりこない。鶏肉は問題ない。牛肉なら少し甘みがあっていいかもしれない。ま、ともあれ、寒いとき鍋に限ります。うどんなら、ご飯を炊く必要もない。そういえばずいぶん前ですが、うどんをおかずにご飯を食べるというのがありました。ラーメンライスならぬ、うどんご飯ですね。うどんにおにぎりの方が、しっくりするような。そうだ、うどんにお稲荷さんという組み合わせがありました。あっつあつのうどんって、イメージが膨らみますね〜。