やっぱり陸は、雷が怖い。


数日前のことです。南西の方向から、黒い雲がどんどん迫ってきて、バリバリドスンドスンと音がし始めた。すると妻がコンデジを手に2階に上がってきてベランダに出て、雲が迫る方向に向かってカメラを構えた。どうも雷光を撮るつもりです。難しいんだけどねえ。しばらくすると、バラバラと大粒の雨が降ってきた。瓦屋根に独特の模様です。ベランダから妻と二人で眺めていたら、足元がモワッとする。視線を落とすと殿がいた。先ほどまで、廊下でベタッと寝ていたのに、2階の私たちの気配を察知して上ってきた。鋭いやつめ。いよいよ雨は激しくなったので、ガラス戸を閉めて部屋に入る。今度は風が出てきた。雷も相変わらず凄い音が響いている。風はまさに暴風雨状態。木々が思いっきりしなっている。ひょっとして竜巻か。私たちが心配そうに外を見ていると、今度は陸が上がってきた。冷房の効いた部屋で気持ち良く寝ていたはずなのに。雷の音で目が覚めて、起きてみれば誰も居なくって、心細かったんだろうな。そんなわけでみんな揃って、しばらくの間、荒れ狂う外の景色を眺めていました。竜巻にならなくって良かった良かった。最近はなぜか、荒れ狂う夕立が多いよね。気象状態が段々と凶暴になっている気がする。なんでかな。その原因は、きっと、・・・かもしれない。