深夜の静かなご近所に響く、「入った〜」の声。


今朝のことです。妻がお隣の方と、いつものように立ち話をした。その話の中で、お隣さんは、女子サッカーを見ていたのね、と妻に聞いたそうな。妻は、見ていたけどどうして?と訪ねた。すると、お隣さんは、入った〜という声が聞こえたんよ〜、と笑いながら言ったそうな。妻は、ごめんごめん、うるさかった〜、と言った。お隣さんは、日本に点が入ってんな、勝ってるな〜、と思いながら、また眠りについたそうな。その通り、日本は、というより、なでしこたちは勝ちました。確かにそうです。川澄選手がゴールをしたのは、前半の33分だから、深夜の1時30分過ぎだろうか。ほとんどの人が寝ていますよね。それに、その時のゴールは、澤がゴール前左にいる大野に長いパスを出し、大野はゴールを背にしながらボールをキープする。そこに川澄が走り込んで、大野はゴールを背にしながらバックパス。走り込んだ川澄がボールを受け取りゴール前に進み、右脚を振り抜く。キーパーとディフェンダーの間をボールは抜けて、ゴールの右上隅に突き刺さる。この瞬間に、私と妻は「入った〜」と叫んだのでした。ごめんね、ご近所の方。でも、さらにその後の宮間のゴールの時は、あれっ、入った〜。と、びっくりして、声も出なかった。スローで見ると、鮫島がゴール前にボールを放り込んで、ゴール前で宮間がジャンプ。キーパーが突っ込んでくるが、ボールに届かず。そのゴール前で揉まれ合う前に、長里じゃなかった大儀見がでかいカナダ選手のぶつかり合いから逃げているのが面白かった。宮間のヘディングは、ポ〜ンとゴールに吸い込まれた。だから一瞬、意外というか、唖然というか、予期せぬ喜びのような感じで、「入った〜」の声は出なかったのさ。てなわけで、カナダに勝って初戦突破、次は、もっと強豪のスウェーデンですよ。ところで、日本が入っているF組なんだけど、1位になるより、2位通過した方が、良くないかい。だって、1位通過したら、G組の2位と当たるわけで、フランスの可能性が高い。もし2位通過だと、E組の2位と当たるわけで、ブラジルかイギリスってわけ。ほら、皆さん、悩むわけでしょ。去年のワールドカップの時は、イングランドに負けてグループリーグ2位通過でしたよね。で、ドイツと当たったから当然、ここでダメかと思ったわけさ。ところが、延長でドイツに勝って、ここから大番狂わせというか、日本の快勝が始まるわけ。ま、あ〜だこ〜だ考えるより、一戦一戦を悔いの無いように戦う方がいいんですよ。変な思惑にこだわるよりはね。選手やスタッフはそうだと思います。でも、無責任な外野はあ〜だこ〜だ言いたいんだよね。鮫島さん、パスミス多かったよね。もう少し、ミスを減らしましょう。でないと、準々決勝であたるフランスには勝てないから。次の準決勝はブラジルではなくてイギリスでしょう。最後の決勝はやっぱりアメリカですね。ここで、ぜひリベンジなんて、外野は勝手なことを言うんですね。それがたのしいのです。がんばれ、なでしこ。今夜の男子は、コロッと負けるだろうな。相手はスペインだもの。