病室のベッドは、腰が痛い〜。

さて、手術の当日。もう三度目なので慣れっこになりましたが、妻に行ってくるねと言って、看護師さんに付き添われてフロアに入り、その先にいくつもある手術室のひとつに入る。ベッドに仰向けに横たわると、真上にはあのテレビでよく見るような手術用のライトがこちらを向いている。この瞬間も、ぎょっとするんだけど、三度目ですから。しばらくして口と鼻部分にマスクが取り付けられて、あっという間に私は眠ってしまう。本当に、目を覚ますことができるのかと不安になる一瞬。はい。もちろん、全身麻酔です。この方が良いという、おすすめで。で、ぼわっと目が覚めたら、私はベッドの上で、カタカタとベッドごと移動させられている。そう、手術が終わって、病室に移動しているのです。で、病室では妻が待っている。すこ〜しずつ頭がしゃっきりしてくると、鼻と口に酸素マスク。左腕には点滴。オチンチンの尿道には管が入って、おしっこ垂れ流し状態です。これも慣れっこなんだけど、やっぱり嫌だねえ。この時は、まだ膀胱あたりの感覚がしっかりしていないんだけど、そのうち感覚が戻ってくると、おしっこが出るという時に、あの得も言われぬ鈍い痛みのような感触がぞわぞわ〜っと。本当に嫌だね。これがあと3日くらい付けていなければならない。さて、手術から数時間が経って、午後になるとカラダの感覚がしっかりしてくる。しかし、カラダを起こすことはできない。絶対安静なのだ。これが辛くって、さらにずーっと仰向けに寝ていると腰が痛くなる。ベッドが柔らかいのだ。1年前の初めての手術の後、寝ているだけで腰が痛かった。手術後なので、気を利かせてベッドを柔らかくしてくれたんだけど、私にとってはそれが逆効果。で、2度目の時は、クッションを入れないようにお願いした。だからその時、腰は痛くならなかった。ところが今回、早くも腰が痛くなっている。そもそも私は家でも柔らかベッドは苦手で、マットレスの上にベニヤ板を乗せている。本当は畳のマットレスがいいんだけど、5年目は結局見つからなかった。さて、病室のベッドの上、起き上がってはいけないカラダを、右下にしたり、左下にしたり、これを繰り返すことでなんとか痛みを回避。そして、夜も更ける。お腹がなっている。明日の朝まで点滴だから食事はなし。今日の夜も蛙は元気だ。雨は依然と降っているが、台風は駆け抜けたみたい。やれやれ。