ばっしー、終わりました。


もちろん、犬の陸のことです。昨日、動物病院で、陸のお腹の20センチくらいの縫い目が、やっと獣医師さんによって抜かれました。つまり、抜糸ですね。いつも通り陸を無理矢理に診察室へ入れると、猛烈に戸口を目掛けてダッシュする。そうはさせじとドアの前に通せんぼをして、逃げ道を塞ぐ私です。妻が先生から、摘出した脾臓検査の結果を聞きながら。一応、腫瘍は良性でした。ほっとひと安心。私は懸命に逃げようとする陸を押さえています。そして、いよいよ、抜糸。先生と私で、陸を診察台に上げる。横向きに寝かせて大きなお腹を出す陸。太り過ぎですね、と言われました。お腹のペケペケの列に先生はチョキチョキと鋏を入れ、ピンセットで黒い糸を次々にひっこ抜いていく。陸はときどき、くーんと微かに声をあげる。みんなで陸をさすったり、なだめなり、気をそらせます。そして、抜糸完了。診察台から陸を降ろすと一目散に、出口に向かって突撃する陸。したばたどたばた、狭い診察室に音が響きます。まず陸を開放することにして、部屋の戸を開けてやると、次は病院の出口に突撃する。いつものことだけど、シェパがあまりにも必死に逃げようとするから、診察を待っている皆さまの注目の的です。笑ったり、気の毒がったり、待合室の視線をしっかり集めております。確かに、これほど逃げようとする犬はいなかったよね。はいはい、待って、今、ドアを開けるから。タッチして開ける自動ドアだということを理解していないらしい。そんなわけで、ドアが開くとまっしぐらに駐車場の車に向かったのでした。さ〜て、不安はこれからです。ここ数日、陸の鼻血が続いています。ちなみに土曜日では、昼過ぎに鼻血。夕方の5時頃にもまた。深夜の日付が変わった午前1時30分に、これは結構ひどい鼻血が。そして日曜朝の午前7時頃に、良太大したことはない鼻血が。こうも鼻血がしょっちゅうだと驚かなくなって、もう鼻血、どっからでもかかってきなさい状態です。陸も苦しいだろうに。

で、昨日は動物病院からの帰りに、ちょっと散歩させて、うんちもすませて。今日の、今にいたるまで鼻血がまったく出ていません。薬を変えたせいなのか、抜糸が済んだからなのか。とにかく注意深く様子を見ていますが、いまのところは異常なし。このまま穏やかに時間が流れますように。

陸の毛を剃られた、つるつるしたお腹をしげしげと見ていて、何かに似ているんだけどな〜と、考えていた。そうか〜、豚さんの皮膚というか肌に似ているんだ。うっすらピンクがかってぷにょぷにょして。豚さんのお腹だね〜。ね〜、陸〜。もうちょっと痩せようね〜。このままじゃ〜ほんとに、豚さんになっちゃうよ〜。