はるうららで、ほぼ満開。


ほぼ満開って。もちろん、桜ですよ。桜が咲くと、なぜかうきうきしてきますよね。日本人の血が騒ぐってところでしょうか。先日の日曜日ですが、やっと春らしい、暖かな気温になったので、午後の3時過ぎに妻と花見がてらの散歩に出かけました。もちろん、陸も連れてね。ちょっとウエアリングに迷ったのですが、ジャンパーというか、ショートコートは羽織らずに出掛けた。正解でした。セーターだけでも、歩いているとうっすらと汗がにじんでくる。実に気持ちがいいです。遠くの方に、若草山が見えて、そして目指す桜が見えます。もう、満開のようです。若草山も、山焼き後のこんがり色が、だんだんと薄くなって、おそらく若草が生えているのでしょうね。この若草山って、私が子どもの頃は、三笠山なんて呼んでいました。ほら、三段に見えるでしょ。3つの笠が、ね。でも、みかさやま、というのは、春日山原始林の中にあって、正しい名前は御蓋山らしいのです。ほら、有名な和歌の「あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも」と、いうのがね。歌を詠んだのは、阿倍ちゃんです。遣唐使で、中国行っちゃって、とうとう日本に帰れなかった人。異国の地で、なくなっちゃったのです。でも、その異国に渡ろうとしている人がいる。私の知り合いですが、60歳の定年を迎えることになって、でもまだまだ働きたい。そこで、中国に渡って、そこで仕事を探し出した。エンジニアだから、中国では重宝がられているようです。なるほど、春だから、そんな人もいるんですね。さて、桜ですね。秋篠窯の近くで咲いている、このお目当ての桜は、ちょっと早く咲きます。だから、毎年、妻とかならず見に行くことにしています。また、来年も。