あれから、一年が経ちました。


早いものです。もうあれから一年が経ちました。宮城沖から遠く離れた奈良でも、ゆらりゆらりとめまいのような揺れを感じて。そして、はじまった。いろいろな悲しい出来事が。その後、父宅のマンションでテレビが映していたものは、目を疑うものでした。津波で多くの人が亡くなって、放射能で広大な大地が汚染されて。こんな時に、人間の本性ってでるんですね。政治家に。救援隊に。被災者に。人災事故当事者に。とにかく、今は復興を目指して、頑張って欲しい。昨日、自衛隊が撮影した映像をもとにした、特集番組をやっていた。20分ほど見たけれど、それ以上は見ることができなかった。あまりにも、悲しすぎるよね。あの時の判断は、行動は正しかったのか、と今振り返っても、もうやり直せないのだし。いまさら、取り返しはつかないのだから。あの時のことは教訓としっかり頭に刻んで、間違った判断を繰り返さないことでしか、これから先へは進めないと思う。今日の夜も、そんな特集番組がいろいろあるけど、私はどの番組も見ることはない。番組の間に入るコマーシャルがあざとくって幻滅してしまうから。できれば、震災関連の特集番組は、コマーシャルを入れないで放送していただきたい。あの時のあとだって、エーシーのコマーシャルだけだったんだから。とにかく、私たちは、あの時に起こったいろいろなことを決して忘れてはいけない。忘れるわけはないんだけど、それでも忘れてはいけない。庭の梅が、こんなに咲きました。遅い遅い、小さな春だけど、確実に近づいています。だから、東北の人たちも、心から元気になってほしい。きっとくる、春のように。