だだっぴろい平城宮跡。


昨日も今日も、晴れてはいるんですが、時々、黒っぽい雲がどよ〜んと過ぎって、いかにも冬らしい天気です。見ているだけでも、十分に寒さを感じさせてくれます。この前は本当に暖かかったなあと、しばし平城宮跡でのお話し。天気も穏やかだから、このだだっ広さも十分にエンジョイできるというもの。今年は、平城遷都1301年ですよね。あれから1年過ぎました。この広い場所は、平城宮です。つまり、もっとひろい平城京の中の、朝廷が政治を行った場所、ってことですよね。つまり今で言うならば、国会とか、役所などがあった場所。で、この平城京の南にある朱雀門から、さらにずーっと南に4キロほど、真っ直ぐの道の朱雀大路が伸びていて、その大路の両側には平城京の街並みがズラーッと並んでいた、らしいですね。で、10万人の人が暮らしていたそうです。この平城京が真っ平らだったのは、都を作るに当たって、古墳などを削って、低い場所は埋めたりして、それで平らにしたそうな。そうこのあたりに来ると、いつも思っていたんですよね。この辺って、あまりにも平らすぎる。小山があっても、窪地があっても、古墳があってもいいはずなのに、あまりにも平らで起伏がない。都を作るために、平らに造成した、ということなんですね。奈良という地名は、たいらにならすの、ならを地名に取ったとか。だから、都がなくなって、人が住まなくなったら、田んぼや畑になっちゃった。四角って平らだから、耕作がしやすかったのでしょうね。今はその平らなかつては街並みで、畑になったところも、今は工場やら住宅地になっちゃって。でもね、この平城宮を電車が横切るって、なんだか許せない気がします。近鉄さん、電車の線路を地下に埋めましょうよ。そしたら、スッキリしますよ。