奈良検定の教科書、買いました。


別に奈良まほろば検定の試験を受けるわけでもないんですが、奈良に住んでいる限りは、奈良のことをある程度は知っておこうと思って、ね。ちょっと、買ってみました。ちょっとも沢山もないけど、教科書はひとつだから。試験を受けるわけではないので、問題集までは買いません。で、パラパラとページを繰ってみると、まず「奈良の地勢」があって、「奈良の歴史」が書かれています。ふむふむ、なるほどと。いわば、ちょっと詳しい教科書って感じです。で、次の章は、「奈良の史跡・名所」が始まります。いよいよ、拠点の説明ですね。最初に出てくるのは、「春日大社」。もちろん、知っています、よ。で、次はその説明です。「第一殿(武甕槌命)は茨城県鹿島神宮、第二殿(經津主命)は千葉県の香取神宮、第三殿(天兒屋根命)と第四殿(比売神)は大阪府枚岡神社から、それぞれ春日の地に迎えられた神様が祀られている。」ときたもんだ。ええ〜、春日大社って、4つも社があるんですか〜。知らなかった。で〜、この武甕槌命ってのは、なんなんだ。ルビが振ってあります。たけみかづちのみこと、だそうです。古事記日本書紀に登場する神様らしい。漢字変換も大変だあ。經も兒も旧字を使っていやがる。やだねえ。ところで、ちょっと調べてみると、この第四殿に祀られている神様、この教科書では単に比売神となっていますが、ウィキペディアで調べると、天美津玉照比売神となって、あめのこやねのみことの奥さんで、あめのみつたまてるひめのみことだそうですよ。と、まあ、知らないことに愕然としたり。で、比売神の売の漢字は、旧字体の賣になっていないと、ちょっと突っ込みを入れたりして。しかし日本語も漢字も不思議だねえ。難しいねえ。

あ、そうそう、なんで私が奈良検定を受ける気が、サラサラないのはどうしてか。それは試験日に問題があるからです。なんと試験日は平成24年1月8日(日)ですよ。毎年、1月に行われているんです。大学入試じゃあるまいに、なんでこんな寒い時期にするのですか。おまけに奈良の冬は意外と寒い。そりゃ〜若い人は元気でいいでしょうけど、仕事をリタイヤしてから受けようと思っている人も多いと聞きます。お年を召した方には、厳寒は危険なんですよ。だから、4月の初めとか、サクラが満開の季節に試験をすればいいのですよ。その頃には、寒かった奈良も少しは穏やかな季節になっていますから。ただでさえも、奈良検定は受験者が毎年減少しているんですよ。だったら、もっとみんなが気持ち良く受験できる季節しなさいな。そんな心地良い季節なら、私も花見がてらに受験するかもね。ま、少しは試験日、考えてくださいな。