柿、干しました。


妻の故郷、岡山から柿が送られてきた。もちろん、干し柿専用の柿です。種類はなんだっけ、西条柿だったと思うけど。せっせせっせと妻が柿を剥くこと60数個。十数個紐で垂れ下がっている柿を持つと、結構な重さです。このぱ〜んとふくらんだ柿が、じっくりと時間をかけてしぼんできて、白い粉が噴く頃になると、とってもあまーくなるんですね。干し柿は、ただ吊しておけばいいってもんじゃありません。よく、干し柿で、とっても硬いのがあるでしょ。これって、お酒に漬けて、柔らかくする以外にもう方法はありませんね。硬い干し柿は、ただ吊しているだけで、なんの手も加えないから硬くなるんです。柔らかくするには、柿がしぼんできたら、硬くなる前に揉みましょう。やさしくね。もっともっと柿がしぼんできたら、妻は必ず柿をもみますから。柔らかくって、たべやすくって食べやすい干し柿になりますよ。ところで、送られてきた柿ですが、柿の枝部分がちょんと切られています。これでは、柿を引っかけられないので、吊せません。だから妻は、柿に串を打って、その串に紐を引っかけるのです。ちょっと面倒なのですが。干し柿を収穫するときは、干すときのことを考えて、Tの字の枝を残しましょうね。