京都に行ってきました、「柏木江里子さんの仕事」回顧展。


早速、初日に会場へおじゃましました。昨年の夏、48歳でお亡くなりになった柏木江里子さんが手掛けたグラフィックデザインによる、ポストカード、手拭い、デザイン画、生地による作品などが、広い会場いっぱいに並べられています。もう彼女はいないんだけど、彼女の手から生まれた作品はこうして残っている。そして、それぞれの人の暮らしの中に溶け込んでいく。絵画や写真などは、書籍に取り込まれたり、あるいは飾られたりするんだけど、もっと身近な場所で使われているって、きっと彼女にとってうれしいことだろうな。私の手元にも柏木さんがデザインした手拭いがあります。タペストリーのように飾ってあるんだけど、それを見るたびにこれは彼女のデザインなんだなって。そう、私たちの暮らしの中に溶け込んでいるのですよ。いつまでも輝きを失わない素敵なものを残そうとした彼女の思いは、決して色褪せることはないんですね。一所懸命に生きたから、その体温は永遠に冷めない気がする。お年玉のポチ袋だって粋で、なんだか暖かいのです。直に触れてみると、それが本当によく分かります。

ところで会場の場所ですが、私の9月19日のブログを参考にしていただいても良いし、京都市上京区堀川通丸太町下ル堀川町154-1(株)エーワンテック本社ビル3階 ギャラリー・モーネンスコンピスの住所をたよりに、行っていただいても良いですよ。会期は10月10日(月・祝)までで、時間は12:00〜18:00。 4日(火)5日(水)は休みですよ。

ギャラリー・モーネンスコンピスのホームページ
http://www.maane-moon.com/galleri/