もう稲刈りの終わった田んぼがある。


夕方の散歩で、久しく歩いていなかったコースにやってきた。まあ、歩く道順はいつも陸まかせだから、どんな場面に出くわすかわからない。で、今日は数カ月ほど歩いていなかった水路脇のコースに出た。そこにも水田がある。その水田の一区画がすっかり稲刈りが終わっていた。隣の田んぼは、まだ稲が頭を垂れたままなのに。そういえば、私が毎年、購入していた島根県の農家の米は、今年はどうなんだろう。去年は、かなりの不作で米がなく、私たちはやむなく奈良の近所の農家からお米を毎月買っていた。玄米を求めると、スーパーで売っているお米ではなく、農家からの直接購入が現状の手段となる。玄米で購入してコイン精米機を利用したそのお米を、おいしい炊きたてほっかほかのご飯で食べる。これが一番おいしいご飯の食べ方だと私は信じている。そろそろ、島根に連絡しなくっちゃ。おいしいお米を待っていますよ。

ところで、携帯で撮影したんだけど、夕方だから暗くって、おまけに手ブレしています。もう4年間使い続けている。で、あと一年でこの携帯は使えなくなるらしい。なので、機種を変更してくださいメールやDMや電話攻勢が凄い。で、新機種には一千万画素以上のカメラ付き携帯もあるそうな。そろそろ携帯も買い替えなくっちゃ。と、写真の言い訳をしてしまいました。




10月1日から、京都で、柏木江里子さんの回顧展。

10月1日から、京都市内の二条城近くにあるギャラリー・モーネンスコンピスで、「グラフィックデザイナー・柏木江里子さんの仕事」として、彼女が「柏」ブランドとしてデザインを手掛けた和小物の展示や、「柏」のポストカードや手拭いの販売もあります。ということです。回顧展というのは、実は、柏木江里子さんは昨年の夏の終わりに48歳で亡くなられました。彼女とは、20数年前に1年ちょっと同じ会社で仕事をしたことがありました。5年前に、私が結婚の報告をしたとき、お祝いに駆けつけてくれました。ある人が、彼女に対してこんなことを言っていました。彼女は、明るくて、楽しくて、すっとしていて、ちょっぴりわがままで、寂しがり屋で、・・・、まだまだ続くのですが、要はそんな感じの人でした。

写真は、柏木江里子さんがデザインした「芍薬」の手拭いです。入院していた彼女の手元にはいつもスケッチブックが置いてあって、その中にはお見舞いの花や、ご実家の庭の花がたくさん描かれていたそうです。この手拭いは、そんなスケッチブックからデッサンを選び、彼女自身がデザインした、最後の作品だったんだそうです。我が家では、いつも見えるところに飾ってあるんですよ。シンプルなんだけど、なんだか花たちが賑わって、楽しそうでしょ。彼女も、そういう人だったんですよ。

おっと会期ですが、10月1日(土)から、10日(月・祝)までなんですが、4日(火)・5日(水)はお休みですので、ご注意ください。時間は、お昼の午後0時から午後6時までです。住所は、京都市上京区堀川通丸太町下ル堀川町154-1 (株)エーワンテック本社ビル3階
ギャラリー・モーネンスコンピス

場所的に言うと、二条城の北に位置し、堀川通りに面していて、駿台予備校の直ぐに南。ひまわり幼稚園の北です。
ギャラリー・モーネンスコンピスのホームページ
http://www.maane-moon.com/galleri/
彼女と一緒に働いたのも東京。彼女がその後、ずーっと仕事をしていたのも東京だったはずなんですが、展覧会はなぜか京都なんです。とっくに東京を離れて奈良で暮らしている私にとっては、京都は1時間くらいで行けるのでうれしいことなんですが。でも、なんで京都なんだろう。でも京都が、似合う気がします。彼女も、その作品も。京都が好きだったんだろうな。