香ばしさは昔のまんま、エースコイン。


スーパーの菓子コーナーでこの袋をよく見かける。エースコインと書いてある。昔っから、こんなパッケージだっけ。ま、これは別にして、子どもの頃によく食べていたビスケットがあった。アルファベットの大文字のA、B、Cから、Zまであって、さらに数字の1、2、3から0までの数字を象っていたた。これが好きで、数字を並べては、よく遊んでいたのを覚えている。アルファベットは、英語を知らなかったから、幼児の私にはその面白さがよく分かっていなかった。で、小学生くらいになると、コインを象ったビスケットというか、こっちのカタチに興味が湧いて、このエースコインをよく食べたっけ。で、エースコインの袋をよく見ると昭和30年発売と書かれてある。そうだ、これだこれだ。165グラム入り1袋で105円を、懐かしさで買ってみた。私が小学生の頃は、1袋がいくらっだったのだろう。で、袋を開け、1個を口に放り込む。サクサクとほの甘くって、香ばしい。そうだ、口に入れてサクッと歯で噛んだとき、ビスケットの中が焼きたてのように暖かさを感じる、そんな香ばしさがあるのだ。これも40年以上も前と、全く変わらない。サクサクっと、クセになるおいしさ。妻に、クッキーとビスケットの違いは、と聞くと、ショートニングを使ってあるのがビスケット、バターを使っているのがクッキーだそうな。ま、手作りっぽくって高級なのがクッキーってわけね。とにかくエーズコイン、おいしいじゃないか。ただコインのカタチというだけで、何の飾りもないのがいい。10年後も、50年後も、エースコインは生き残っているだろうな〜。