お供えもの、捨てようか。


父宅の仏壇に供えられていた菓子類を引き取ってきたのは、もう10日以上も前。その中で、これだけがいつまでも残っています。和菓子や砂糖も入っているみたいですが、ほとんどが、はくせんこ。はくせんこうとも呼びますが、関西以外では落雁ですね。この落雁を好んで食べる人って、めったにいないでしょう。それに、落雁って、ほんとうにぼそぼそしておいしくない。子どもの頃だった。綺麗な色使いで花などを象っているので、どんなにおいしいものだろうとかぶりついたのはいいが、ほの甘いが、変に粉っぽくって食べにくい。かじりついた以上は、何とかしなければならないと、嫌な思いをしながら必死の思いで食べ尽くしたことがある。それ以来二度と、はくせんこうには手を出さなかった。おまけに、お饅頭すら、特に中のあんこが嫌いになったものだった。今、あんこは平気だが、はくせんこは苦手。さて、はくせんこなる、落雁の再利用方法をネットで調べてみるが、ピンとくるものがない。砕いてパン作りに使う。我が家にはパン作りの道具がありません。ホットケーキに混ぜたらどうなるんだろう。ココアや生姜湯に入れると葛湯みたいになる、というのもあった。そのままお湯に溶かしたら、とても飲めたものではないということだろうね、きっと。なにか再利用の良い方法はないものだろうか。と悩んでいる人が結構多いみたい。やっぱりね。かといって、どうしようもないもの。