ほぼ3カ月ぶりのおいしいアルコール。


先週の診察の時、医師にちょっとくらい酒を飲んでもいいか聞いてみた。まあ、一杯くらいなら構わないという。その一杯をどのように解釈するかが問題だが。今日、我が家を私の友人が訪れた。ちょっと前に、缶ビールを買ってあったのだが、まだ開けずに置いていた。今日は、ちょうどいい機会だ。妻が用意してくれた、数々のつまみを前にして、ペシッと缶を開け、とぽとぽとコップに注ぐ。グラスではなく、コップというのは、器が備前焼のコップ。表面がざらついているので、ビルを注いだときに、いい泡が出る。なので、ズズッっと泡を啜る。次に、泡の奥にあるビールをゴクリと飲む。にがい。でも、おいしい。1カ月くらい前に、キリンのフリーを買って飲んだが、もう二度と飲みたくない不味さだった。ビールは違う。このビールも秋味。それが、また旨い。コップに2杯ほど注いだら350cc缶は空っぽになった。しょうがない、これだけにしよう。でも、その1缶で随分といい気持ちになった。以前では考えられないことだ。安上がりというか、そりゃ飲んでないから酒に弱くなっているのも当然か。これでいい、旨いビールだから。友人は、3缶を開けていた。ほろ酔い程度で心地良い、それが一番いい酒。