桃も、これが最後。


岡山から届いた桃も。これが最後となりました。当然、スライスしていただき、ある時は桃をジューサーにかけてドリンクにする。これがまた、おいしい。で、妻は今回は、同じ食べ方じゃ飽きるでしょ、ということで、初めてコンポートにしてくれました。そのコンポートを葛切りでさらに固めて、冷蔵庫から出す冷え冷えでいただく。我が家のオリジナルスイーツは、なかなかのおいしさです。あっ、そういえば、シャーベットを食べてなかったっけ。それは、来年の楽しみに取っておきましょう。もう来年の夏までもぎたての桃は食べられません。旬というのは、潔くっていいですね。まさか、桃をハウス栽培にして、一年中食べられるようにとか、バカなことはしないでほしい。よく、夏にハウス栽培のみかんを売っているけど、私は決して食べたいとは思わない。だから、桃はこの季節だけでいいんです。あっ、枇杷、食べなかった。ま、しょうがない。

○○大学付属高校が、多くなった甲子園。

今日の試合でベスト8がすべて決まるほど、大会も佳境に入ってきました。私としては、習志野がんばれ、能代商業がんばれ、なんですが。この2つは公立というか、県立ではなく市立なんですね。私ははっきり言って、公立びいきです。ところで、今年の甲子園49代表の中で、県立市立など公立の高校は15校でした。去年は16校だから、ほんの少し、私立高校が強くなったのでしょうか。で、出場校名をつらつらと見ていると、健大高崎東大阪大柏原など、大学の名前が付いた高校が9もあるんですね。今残っているのは、東洋大学姫路高校だけのようです。あれっ、作新学院も確か作新学院大学があったような。関西って、関西大学の関西じゃないですよね。関西学院大学の関西でしょうか。ま、なんにしろ、高校の名前に大学名をくっつけるところが多くなりました。京都の平安高校だって、かつてはそのままの平安高校だったのに、いつのまにか龍谷大平安高校になっている。明らかに、龍谷大学の宣伝ですね。平安高校に進学すると、そのまま龍谷大学に上がれるから、平安に龍谷大をくっつけたと考えられます。

甲子園っていうのは、出場高校の宣伝の場所だったのが、いつの間にか大学の宣伝の場になっている。我が高校に入学すれば、この高校名にくっついている大学によほどのことがなければ進学できますよ、という宣伝ですね。私立高校って、今やどこの高校も特進コースというのを用意して、有名大学の合格者数を争っています。つまり、甲子園に出場して高校を有名にして生徒を集め、次は特進コースを作ってお勉強のできる生徒を集めていい大学に進学させる。すると、週刊誌なんかが、有名大学合格者の出身高校ベスト20なんかで、高校名をランキングで発表する。もう、そこの高校名が載っちゃえば、あとは次々と生徒が集まるだけです。そんなわけで、有名大学合格の上位高校はほとんど私立高校ばかりです。でも、その高校で、特進コースの生徒と、そうでない生徒とは仲間意識は生まれるのでしょうか。クラブ活動で友達ができたりするのでしょうか。それとも、特進コースはひたすら毎日勉強勉強で、クラブ活動をする時間の余裕もないかもしれません。その高校すべてが、特進コースなら問題ないんですが、一部だけが特進コースなら人間が歪むかも。野球を始めスポーツする生徒と、勉強ばかりする生徒と、どちらにも属さない生徒がいる、そんな高校って本当にいい友達ができるのかなあ。何十年後の同窓会なんて、他のコースの生徒を知らなかったら集まれないんじゃないかなあ。だから、偏った私立高校って、好きにはなれないのです。