桃が届いた。


妻の故郷の岡山から、箱入りの桃がいっぱい届きました。おいしい桃、凄くおいしい桃。高い桃、凄く高い桃、があるらしい。なんでも妻が言うには、桃というのは大体、山によってその桃の価値が決まってくるらしい。ま、長年の伝統があって、あそこの山の桃はおいしいという評判というか、お墨付きというのがあるという。すると、そこの山の桃というか、その山の桃畑を管理している農家が出荷する桃は、高値で取引されるというわけなのです。で、妻に届いた桃というのは、評価の高い山の農家の、隣の農家の桃らしい。なので、評価の高い山と、同じ山から取れた桃なんだそうな。日当たりや、土壌、手入れの仕方などによって、それぞれおいしさって違うものなのかもしれない。そりゃ〜、工場から製品じゃあるまいし、自然が生み出すものだから、ひとつひとつは厳密に同じものはないはずだから。

ところで、桃というのは、到着してすぐに食べてはいけないらしい。というか、じっくり熟してから食べるのが、一番甘くっておいしいという。なので、日々妻は桃をチェックしております。ちょっとキズが入ったりして、傷みの早いものもあるらしい。そういう桃から日々、食べております。桃、おいしいよ〜。



今春の大卒就職率は61.6%。大学は時間つぶしの場所?

この春、4年制大学を卒業した学生、55万2千人のうち、就職して正社員になった人は34万人で、就職率は61.6%で、前年より0.8ポイント増とやや改善したそうな。ちなみに、今春の大卒者は、去年より1万1千人増えています。それでも、34万人も就職できたということは、大したものでしょう。

私の知り合いの会社で、社員が40人くらいの卸問屋に大卒の新入社員が入りました。彼の知り合いの教授のゼミで、優秀な学生を推薦してもらって入社させた期待の星だったそうです。でも、入社2カ月で辞めてしまったそうです。さすがに、がっくりしていました。でも、そんなものですよ。今の若者に期待をし過ぎるんですよ。

だって、考えてみなさい。今や、高校生の大学進学率は50%を超えています。さらに、選り好みをしなければ、大学には入れてしまう全入時代です。定員割れの大学も多い。OA入試とか言って、試験もなくお金を支払えば入学できる大学が多くなっています。当然、大学生のレベルは、ますます低下するばかりです。よく、ツイッターで試験はカンニングで楽勝、なんて言っている学生がいますよね。所詮はそんなものです。

でもね、たとえば工業高校など、専門技術を身に付けて高校を卒業して、社会人になった人は、結構真面目に仕事をしているみたいですね。高卒、大卒、その意識の差なのかもしれません。大卒だと、ろくすっぽ勉強もしていないのに大卒というプライドだけが一人前。そんな気持ちだから、社会に出ても挫折するのですね。工業高校などは、専門技術だけでなく、しっかりと社会への対応力も仕込まれているからでしょう。アルバイトばかりで中途半端な大学生とは、純粋さが違うのですね。

高校を卒業しても就職できるか分からない。とりあえず、入学できる大学に行っておく。そんな学生ばかりが大学に集まっている。そんな環境でズルズルと4年間を過ごす。当然、大学生にふさわしい教養も専門性も身に付いていない。無教養を隠して就職にチャレンジする。社会の大きな壁にはじかれてしまう。その結果、就職できない。だから、そんな大学に行くのだったら、専門学校で、しっかりとした技術を身に付けましょう。大学の、文学部とか、経済学部とか、経営学部とか、法学部とかで、大して勉強もしていなかったら、何の役にも立ちません。勉強していても、完璧に専門性を身につけていないと役に立ちませんから。専門学校の方が、実践的ですよ。今の大学は、時間とお金を浪費する場所なんですよ。