病院で、診察を待っていると。

先日、病院の待合室でのこと。いつも通りの時間に到着して、いつもの席で妻と共に診察を待っていた。受付を通しているので、すぐに私の名前が呼ばれる。検尿だ。もう、今回で5回目なので、検尿も慣れたものだが、初めての時は、とっても困ったことがあった。その時は病院に来る前に小便をすましていたので、先ほどのトイレから20分くらいしか時間が経っていない。検尿のカップを前に用意しながら、なんとか絞りだそうとするが、それがなかなか出ない。5分くらい小便器の前に立ちつくして、やっとポツポツポツと出た。10滴くらい。この少ない量で、なんとか検査お願い、という気持ちで尿カップを置いていったものだった。しかし、今は手慣れたもので、検尿に行く前にゴクリと妻が用意した麦茶を飲んでおく。もちろん、家を出る前にもトイレには行かない。ま、そんなわけで、検尿のカップにそれなりのしっこを入れて、しっこ置き場に出して泌尿器科の待合室に戻ってきた。すると、私たちの前の席は、若いお母さんと子どもの3人連れだったことに気づいた。3歳くらいの女の子が、歩き回ったり椅子に座ってこちらを見たり、お母さんの廻りを動き回っている。妻も適当に愛想を合わせて、お母さんとお話もしている。小学校1年の男の子が患者のようだ。この子もはきはきとした受け答え。賢い子だ。しばらくして、男の子が呼ばれて親子3人で診察室に入っていった。また、しばらくしてみんなが出てきた。男の子と女の子の手には、6枚くらい貼ったシールがある。ふーん、そんなものを用意しているんだ、診察室は。飲み薬だけでしたと、お母さんたちは帰っていった。で、はたと思った。あのお母さんも、男の子も、標準語でしゃべっていたよな。小学校1年生か。みんなと仲良くやっていればいいんだけど。ま、男のは賢そうだからね。私が小学校の頃、女の子で関東からの転校生がいたっけ。しゃべり方が格好良くって、頭も良かったから、人気者だった。中学校の時、2人ほど東京からの転校生がいた。しゃべり方が気に入らないと、良くいじめられていたなあ。よくケンカにもなっていた。どうしているんだろね、彼らは。そんなことを思い出した。